銃声が聞こえたら即検知!「ショットスポッター」

最近銃撃事件が相次ぐアメリカ

学校の先生が自身や子供達を襲撃犯から守れるように拳銃所持を訴えるケースも増加。

ラスベガスでも2017年10月1日にマンダレイベイホテルの32階のスイートルームから道路を挟んだ向かいで行われていたコンサートを楽しんでいた群衆に1,000発以上の弾薬を発射、60人が死亡、411人が負傷、その後のパニックにより合計867人が負傷と米国の近代史上、個人が引き起こした最も致命的な銃乱射事件といわれる事件がありました。

先日のフェデックス(FEDEX)施設での襲撃では従業員の就業規則で携帯電話の持ち込みが禁止されていたため、従業員が警察への通報ができず、通報が遅れたのではという見方もあります。

こういった際にいち早く「銃声」を察知するうようにとアメリカ各地で採用が始まっているのがシステムのショットスポッター社の銃声検知システム。

80%が警察の知らないところでの未通報の銃撃

警察や各都市の行政に様々な防犯ソリューションを提供するショットスポッター社によると、

過去5年間で65,000人以上が銃撃により死亡し、数十万人が負傷。

そしてなんと驚きは 

その銃撃事件の80%が警察に報告されることはない。ということ

警察が駆けつける前に多くの犠牲者がでてしまい、犯人を逃してしまっているのです。

銃声検知ソリューション

多くの場合「〇〇のあたりで銃声が聞こえる!」など市民からの銃声の通報はアバウトな位置情が多く、銃声もビルなどに反社してあらゆる角度から聞こえてしまうため通報を元に駆けつける警察もあたりを検索しないと現場が特定できないことが多いのだとか。

そしてその間に死者、負傷者がでたり、犯人を逃してしまう。

写真:Rosemary Ketchum

ショットスポッターの銃声検知ソリューションは銃声を検知したらリアルタイムでその銃声発生場所を検知して警察にアラート。現場をピンポイントで通報することができる。

(ちなみに、銃声かどうか(爆竹などの音ではないか)はカリフォルニア州ニューアークにある本社で人が判断して、銃声であることは確認しているそう)

ショットスポッター銃声検知システムをつかうと

  • より多くの銃声・銃撃事件が警察に通報され
  • 襲撃現場特定までに10分かかっていたのが34秒に短縮
  • 現場特定距離範囲がから230メートルから24メートルに短縮
  • 殺人事件に必要な銃弾の実法(シェルケース)の採取率が50%から89%に増加
  • 負傷者の救急搬送時間が10.3分から6.8分に短縮

されるのだとか。

写真:usatoday.comニュースウェブサイトより 
小学校で行われる銃撃事件対策トレーニングの模様

銃声検知ソリューションはどうやって使われるの?

ショットスポッターは地域の各地に銃声センサーを設置。電柱や標識のような高い位置にアンテナのように設置されます(下写真はサンディエゴに設置されたショットスポッター)。

写真:KRIS ARCIAGA www.kpbs.org ニュースウェブサイトより’

その銃声センサーが銃声を察知すると、他の銃声センサーとの連携により銃声発生場所を特定、瞬時にウェブベースのショットスポッターアプリケーションに通報されます。

ショットスポッター社ウェブサイトより

それと同時に現場警察官のスマホに銃声場所が送信され、警察官は現場に駆けつける。

また銃声の位置、発砲数、時間など詳細データが記録され事件捜査にも役立ちます。

ショットスポッター社ウェブサイトより 
銃声、録音、時間など銃声が発生銃に記録されます

ショットスポッターは現在全米90以上の都市で導入され、ラスベガスにも導入されています。

周りの学校の先生のお友達によると、コロナ明け学校に戻った子供達には襲撃事件対応トレーニングが待っているという学校も多いのだとか・・。

日本では地震だ!といって机の下に隠れたものですが、アメリカでは銃を持った犯人が学校に侵入したとなるとクラス全員でクラスのドアに机やいすを積み上げ、生徒は廊下側の壁にへばりつき待機するという訓練をするそう。。。

銃撃事件減ってほしいですね

今回はいつもと違う防犯テクノロジーについてご紹介しました。

写真: Ketut Subiyanto