【お仕事シリーズ】コロナ後深刻、アメリカの就職問題

今回はコロナ後深刻、アメリカの就職問題について2021年9月の最新状況をお伝えします。

深刻な就職問題というとアメリカはコロナで仕事が減って「就職難」?働きたくても「仕事がみつからないの?」とご想像のことだと思いますが。

ところが、ところが、その反対。今アメリカには仕事があふれているのに求人者がいないのです。今回はコロナ後、「アメリカンが仕事に就かない理由」をご紹介。

そう、今アメリカは「採用難」企業やリテール、飲食店、ウーバーまで人手がないのです。

以前からコロナで変わった働き方などアメリカでのコロナ後の生活の変化をお伝えしました。コロナがおさまってきて、だんだん多くのオフィスワーカーが会社に戻り始めました??

と思いきや、、、戻りたくない、いや、戻らない。何なら辞める。

元々「永久就職」「年功序列」もなく、「今日いきなりクビ」も日常茶飯事(このカルチャーについてはまた記事かきますね)な労働カルチャーの元働いているアメリカンにとってコロナはとても大きな働き方の考えシフトだったのです。

アメリカンが仕事に就かない理由 その① 退職そして引退(リタイアメント楽しむ)

コロナで(日本と違って多くの州では州法によって強制的に閉鎖)1年半自宅軟禁生活だったアメリカン達。おのずと自宅で定年を迎えた方もたくさんいますが、なんと多くの人が「このままリタイヤする」といって退社しました。

アメリカの平均リタイヤメント年齢は66歳、ところがコロナで「人生は短い」と感じた約270万人の54歳以上が予定より早めに引退。

実際私の義理母の友人達も学校の先生を「この際」引退。

テレビのインタービューではコロナ中に家族と時間を過ごしているうちにファミリータイムの重要さを実感。リタイアメントを孫と楽しむ為にもう仕事を辞めたという人も多くいるようです。(いつでもリタイヤできる余裕っていいですよね・・・)

アメリカンが仕事に就かない理由 その② 仕事休んで学校に戻る

実はお勉強大好きなアメリカン。大人になっても多くの人がタイミングをみつけて学位を取得したり、博士号をとったりする傾向があるのです。そこへきてコロナ。

コロナで自宅でいろいろ人生について考え、調べる時間ができた人達の多くは「学校へ戻ろう」という決断をしたのです。

そして、これまでは仕事と通学、家族がいるので他州の行きたかった学校へ行けなかったという人々が、コロナの影響で増加し、一部ではニューノーマルとして定着しつつある遠隔授業を提供する学校、大学へと進学。

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アメリカンが仕事に就かない理由 その③ 無職のほうがもうかる

これには私の周りでも採用をする側の人は嘆いています。。ウーバードライバーも激減。。
アメリカではコロナで仕事を失い、生活に困った人々を助ける為、2020年3月からコロナで仕事を失った人々は通常の計算でもらえる失業手当にプラスして毎週$600が支給されました。(2020年8月からは$300に減額)


例えば・・年収350万円の人がコロナで職を失った場合26週間補償(ネバダ州の計算例)
通常であれば:1週間$350x26週間=$9,100  27週間からは仕事へGO!

コロナ中:1週間$350+$600(1週間$950)x16週間 =$15,200
     1週間$350+$300(1週間$650)x30週間 =$19,500
     コロナが長引いたので失業保険20週間支給延長もあり合計$34,700
     つまり、年収350万円の人はほぼ1年無職で家にいるだけで約350万円。


この制度を活用してもらおうと、多くの企業も「仕事辞めるようにしますか?それともコロナリスクでも続けますか?」と社員にオプションを提供。それにあっさり多くの人がじゃあ「やめる方向で」と退職、無職+コロナボーナス付き失業保険をうけたのです。

なんだかんだ延長や、コロナ特別対応でこの失業保険保護は続き2021年9月にとうとう終わりをむかえようとしています。

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【お仕事シリーズ】コロナ後深刻、アメリカの就職問題をお届けしました。

本当に毎日コーヒーを買いにスタバに行っても、ランチにレストランへ行っても、スーパーへ買い物に行っても「求人!」「今すぐ働けるよ!」という張り紙でいっぱいです。
アリゾナ州など他州では「就職したら$2000支給」、「育児手当〇〇か月分支給」と祝金や就職補助金を出すほどに深刻。

今いろいろな事情とカルチャー背景から人手不足なアメリカ。今後どうなるのでしょうか?

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