アメリカンのお財布の中身事情

先日の記事2021年のサンクスギビングはどんな感じ?でご紹介したアメリカの祝日サンクスギビングの翌日、は「ブラックフライデー」と呼ばれるアメリカ最大のショッピングデー。どこのリテーラーも1年に1度の大勝負の日。Adobe アナリティクスの調査によると、

2021年今年のオンラインショップブラックフライデーの売上高は2020年の90億ドル(約1兆273億円)から114億円少々減少したものの89億ドル(約1兆159億!)を記録。多くのアメリカンがクレジットカードをピッピとスワイプ。クリスマスショッピングを楽しみました。

ちなみに、2020年日本のEC市場1年間の合計売上が19兆円、1か月1.5兆円として・・アメリカンは日本の1か月分のオンラインショッピングを1日で達成しちゃったという規模になります。

ご存じの通りアメリカはトカード大国。デビットカードやクレジットカードをすいすいスワイプ。2021年もアメリカンはクリスマスギフトやデコレーションなどに

一人当たり約$998(約11万円)を費やする予定だそうです。

そういえば、2021年ハロウィーンはデコレーションやキャンディー、コスチュームに1,000億円使ってましたね・・・。とコロナ明け絶好調のアメリカ。みんなそんなにお金使って大丈夫?

今回はアメリカンのお財布の中身をご紹介します。

アメリカンのお財布の中身は

2020年アメリカ政府、複数の信販会社による調査ではこんなことがわかりました。

2020年時点でアメリカの70%の消費者(2億5800万人)が自分名義のクレジットカードを所有

  • 35%の消費者が一般クレジットカードとストアカードを1枚づつ最低所有
  • 3.5%の消費者がブランドカードのみの所有

一般カードとは:店舗関係なくビザ、マスター、アメックスなどクレジットカードブランドが利用できる場所ならどこでも利用できるクレジットカード。

ストアカードとは:大きくわけて2種類。1つ目は発行したデパートやリテーラーなど店舗でしか使えないカード。2つ目はビザ、マスターなどのブランドクレジットカードで一般カードと同じようにどこでも使えるが、その店舗特典が素晴らしいカード(例:航空会社のクレジットカード)

1つ目の店舗でしか使えないカードは一見あまり魅力がなさそうに見えますが、ビザ、マスターなどのブランドカードに比べて審査が緩く(その代わり初年度利用額は数万円ほどの低額)、その場で発行し、利用ができます。店舗スタッフさんも勧誘に必死!

TJMaxxという大手リテールショップでのスタッフさんの定型あいさつはこちら

「こんにちは!TJMAxxで買い物してくれてありがとうございます。今日はTJMaxxクレジットカードでお支払いですか?(お客さんがNOと回答すると)TJMaxxクレジットカードに今日加入すると今日のお買い物が20%オフになりますが加入されますか?(結構ですとお客さんが答えると)本当に?今日のお買いもの合計金額から今すぐここで20%オフになるんですよ?(2回目NOというと会話が終わる。)」

毎回、毎回、同じ会話をこなさなければお金を払うステップに進まないのでとても面倒。ほぼ毎週ここで買い物をする私はレジに進んだ瞬間に「ハロー!TJMAxxカード要らないです」とあいさつに盛り込むも・・(多分マネージャーさんから売り文句を言わないと叱られるのでしょう)・・・「オーノー!本当に?今日のお買いもの合計金額から今すぐここで20%オフになるんですよ?」と絶対再度勧誘されます。

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クレジットカード所持率

アメリカン平均所有クレジットカード数は3~4枚(2020年)。人気カード上位5位に入ったのはほとんど銀行が発行する一般クレジットカードでした。

ではクレジットカード所持数世代別にみるとこんな感じです。

18-23歳  1.91枚

24-39歳  3.18枚

40-55歳  4.23枚

40-55歳  4.23枚

56-74歳  4.61枚 

75歳以上  3.64枚

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クレジットカード借り入れ事情は?

消費者クレジットカードの債務は、2011年以来毎年増加、2019年に9,26億ドル(約10兆5,000億円)でピークに。しかし、一転2020年の第2四半期までに、消費者はカードの残高を811億ドル(約9兆2,023億円)に減らしました。

これは、6か月でのローン借り入れ減額ではアメリカ市場初!

コロナでどこへも出かけられず貯金がふえたから今まで思いっきりつかっていたカードのローンを返済したのか。。。コロナでこの先の人生を見直し、浪費をやめようと決心したのか。。 

それとも

コロナ中大人気になったTikTokで見た「将来の為のヘルシーなファイナンシャルプランニング」Tok や #MoneyTok に影響されたのか。。。

ま、いずれにしてもヘルシーなファイナンシャルプランニングは良い傾向です。

ちなみに、びっくりしたのが政府が行った[「家計経済と意思決定(SHED)」という調査では、2020年アメリカンの48%が過去12か月にリボしてないわよ!12か月残高もし越しせずに毎月カード全額返済していた!という調査結果の事実。

クレジットカート平均金利15.91% 信販情報が良くない人は25%~35%にもなりますから、、使ったらポイントだけ貯めてすぐ返済が賢いですね。

Photo by Andrea Piacquadio from Pexels

本当にそんなにお金使って大丈夫?うん、大丈夫!

他の政府調査によると、アメリカンの30%はいざという時に使える$400の非常貯金はなく、Bankrate社による調査では5人に一人は日常に使うお金以外の余裕はないと回答。

だからみんなクレジットカードが大好きなの?

現在アメリカの平均クレジットカード利用額は $5,315

平均クレジットカード利用枠は $30,365

病院に行って、ドクターがハロー!と診察室に足を踏み入れるだけで$75、CTスキャンなんて取られると$500~800、歯医者さんでクリーニングすると$200、皮膚科でできものとると$200とられるアメリカで病院にかからなければならなくなったらどうするんだろう。と心配になります。

でも、48%が過去12か月にリボしてないわよ!といっているのならなんとかまわしているのでしょうね。

それにしてもたくましい「買えない金額のものはカードで買うから大丈夫」文化が根付いているアメリカ。コロナ明けもオミクロンのうわさもなんのその。ショッピングセンターは大賑わい!経済にしても政治にしても、何にしてもコケるのも派手ですが、跳ね返るもの早い!

クリスマス前で元気いっぱいのアメリカからお届けしました。

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