ほんとにあったありえない事例「訴えてやる」!

前回は放火犯が起こしている訴訟と将来のアメリカ女性人権問題との関係についておとどけしましたが、今回は一変、「ほんと?」と思うような訴訟大国アメリカの事例をお届けします。

アメリカは訴訟大国ということはよく耳にされると思います。確かに、アメリカには$5000以下のトラブルであれば、代理人をたてなくても自分で裁判所に申し立てができる小額裁判所や、大量の裁判をスムーズに進めるための凶悪犯以外の裁判のみを取り扱うドラッグコートなど様々な形態の司法システムが整っており、一般のアクセスも比較的容易です。

でもだからといって・・・・

マクドナルドコーヒー裁判

一方では1992年のマクドナルドコーヒーやけど裁判が判例となり、一般消費者が自分でも不当だと思えば訴訟が起こすことができるんだと次々に訴訟を起こすようなトレンドになったともいわれています。

ちなみにマクドナルドコーヒーやけど裁判とはおばあちゃんがマクドナルドで買ったコーヒーを膝の間に挟んで蓋を開け、クリームを入れようとした際にコーヒーがこぼれ、太ももに重度のやけどを負ったため、マクドナルドのコーヒーの提供温度が危険なほど熱すぎると訴えたもの。この結果陪審員はちょっとはおばあちゃん自身のミスだとは認めたものの、結局マクドナルドにおばあちゃんへ3億円の支払いを命じたのです。

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そんな文化の背景からアメリカの大企業には訴訟はつきもの、大企業は常に約37件、1000億円以上売り上げる大企業は一度に平均140件以上の訴訟を抱えているともいわれています。

確かに、以前私が大手スーパーマーケットの店内でこぼれていた牛乳に気づかず派手にこけた時、一瞬にしてセキュリティーと店長ら3人が駆けつけてきて・・・そして大丈夫だといっているのに事務所に連れていかれ、、なぜか身分証明書の提示を求められ、、その後数日間毎日本社の私の「転倒事件担当者(笑)」さんから膝は痛くないか、床で打ったところは痛くないかと確認電話がはいってきました。そして数日後「他に店頭に関して問題なければもう電話はしませんが大丈夫ですか」と締めくくられました(笑)。Slip and Fall (スリップ転倒)事故専門弁護士などもいますから、、お店側も気を抜けなかったんでしょう。

グーグルマップで交通事故

グーグルマップの歩行マップがまだベータ試運転中だった2011年グーグルマップには「歩行はまだベータです。ルートに沿って歩いても歩道が欠けていたりする場合もあるので気を付けて利用してください」と注意メッセージがありました。そんなベータ版グーグルマップの歩行ルートに沿って歩いていたユタ州の女性、道路標識も何もすべて無視してグーグルの言う通りに歩いていたのだとか・・そしてどう見ても歩道がない、スピードを出す交通量の多い道路を歩いているところこ自動車にぶつかられ事故に。「グーグルマップが原因で事故にあった」と女性はグーグルに対して訴訟をおこしましたが・・。彼女の請求はすべて却下されました。そうですよね。道路は一般常識を使って歩きましょうね。

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アップルのせいで離婚、マックブックと結婚

テネシー州の弁護士の男性は、マックブックを購入後、アダルトサイトへの依存症になり、そが原因で離婚と入院を余儀なくされてしまった。アップルが悪いんだとアップル社を提訴。訴状によると、アップル社のすべての製品にデフォルトですべてのアダルトコンテンツをブロックするように設計されたフィルターを搭載するよう、裁判所命令を求めたとのこと。。。

やれやれ。

そしてこの男性、その後フロリダ州の同性結婚を認める判断に異議する為、みんなだれでも自分の好きな人と結婚できるなら自分は大好きなマックブックと結婚できるはずだと、マックブックとの結婚を認めるよう裁判所に求めてもいたよう。。。結局却下されましたが。

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日本にも番組がありましたね「訴えてやる」と。イメージではアメリカでは本当に訴えてくるという感じです。企業間でも、消費者と企業間でも訴訟大国。

でもだからこそ、アメリカ企業は会社を設立する時から登記場所を会社法専門の裁判所があり、会社法の判例が豊富なデラウェア州を選んだり、店内や商品に関わるお客様の対応には最新の注意を払って対応をしているのです。次にアメリカ企業や販売会社とやりとりをしたりする機会がある場合、いろいろなプロセスや対応に気を配ってみてください。何気ないことのように見えますが、は訴訟の際のリスクヘッジの為といったことが結構あります。

インターネットで国境が薄まる近年、もはや「訴えてやる」はアメリカ国内ことではないですよ。こんな海外企業の動向も気を付けてみてください。