CESやセマショーなど複数名の出張でラスベガスを訪れる方には特に必見です!事前にラスベガス空港からホテルまでの移動方法を把握して上司や同僚との出張中の行動計画もスムーズに。
ラスベガスまでの行き方は前回のこちらの記事をごらんください。
基本情報
空港からストリップホテル街まで
移動手段は車のみ。残念ならが電車やモノレールという手段はありません。
ラスベガスの空港 (正式名:ハリー・リード国際空港、以下「ラスベガス空港」)からラスベガスの中心街ストリップへは約5キロ。渋滞なしだと10分ほどの近距離ですが、深夜を除きストリップ街はかなり渋滞するので空港からホテルまでは余裕を持って30分は見ておいた方が良いでしょう。
日本から直行便がないラスベガスへロサンゼルスやサンフランシスコ乗り継ぎでラスベガスへ到着する際にはすでに乗り継ぎ空港でアメリカ入国審査や検疫検査を済ませているのでラスベガス到着時は飛行機を降りてからはスーツケースを受け取るだけ。外へ出るまではとても簡単でスムーズです。
ソウルのインチョン国際空港経由の大韓航空便でラスベガスへ到着したとしても入国審査は空いていてスムーズです。ラスベガスは他国からの国際線の直航便はとても少ないのです。
一方で、ラスベガスから帰る際のラスベガス空港の保安検査(特にアメリカン航空、デルタ航空ご利用の場合に使用するターミナル1(T1)出発の場合)は時間帯によって大混雑しますので余裕を持って搭乗開始時間の1時間半~2時間前には到着をおすすめします。特に週明け、CESのような大型展示会明けは超混雑。スーツケースを空港のカウンターにチェックインする為の列も長蛇になります。
ちなみに
ラスベガス空港には主に日本航空と共同運航のアメリカン航空やデルタ航空含む国内線発着のターミナル1(T1)と、全日空と共同運航のユナイテッド航空、その他国際線航空会社が発着するターミナル3(T3) があります。でも、T2は存在しません。
要注意:飛行機おりたらターミナル1と3バゲージクレームに気をつけて!
無事に空港を出る前に気をつけたい案外みんな間違えるラスベガスの空港の「落とし穴」。
それはラスベガス到着時直後のターミナル選択・・・。どういう落とし穴かというと、
「Dゲート」に到着する飛行機から降機した後、バゲージクレームに向かおうとすると2つのトラムがあります。真正面突き当りのトラムは「ターミナル3(T3)」行き。左手に行くとあるのは「ターミナル1(T1)」行きトラム。
全日空と共同運航のユナイテッド航空で到着の場合は:「ターミナル3(T3)」トラム
日本航空と共同運航のアメリカン航空で到着の場合は:「ターミナル1(T1)」トラム
へ向かってください。ここでターミナルを間違えると別のターミナルのバゲージクレームに行ってしまいます。
とてもややこしいのですが、説明すると
ラスベガス空港には主に日本航空と共同運航のアメリカン航空やデルタ航空含む国内線発着のターミナル1(T1)と、全日空と共同運航のユナイテッド航空、その他国際線航空会社が発着するターミナル3(T3) があります。T2は存在しません。そして、チェックイン~保安検査を終えたら日本航空共同運航のアメリカン航空、全日空と共同運航のユナイテッド航空共に同じ「Dゲート」へと向かいます。
つまり、ターミナル1からきた日本航空/アメリカン航空の乗客も、ターミナル3からきた全日空/ユナイテッド航空の乗客もラスベガス出発&到着はこの同じ「Dゲート」(T1とT3の中間にある離れ小島のDゲート)
よって、ゲートは同じでも、飛行機を降りたら航空会社によって荷物を受け取るターミナルが違う。。。
もし、間違って別のターミナルに行ってしまった場合はターミナル間移動シャトルバスに揺られて
☆知っておくと助かる!おススメポイント☆
ラスベガスの空港には混雑する木曜~月曜、空港のチェックインカウンターの長蛇の列に並ばずにスーツケースをチェックインできるカーブサイドスーツケースドロップができる(通称 Skycap スカイキャップ) というサービスがあります。空港入り口のドア横にあるのですぐわかりますので是非ご利用ください。下記の航空会社に乗る乗客が対象です。特に混雑するターミナル1(T1)を利用される場合はとても便利です。このサービスをご利用の際、現金が手元に残っていたら荷物を取り扱ってくれる人に2~3ドルほどチップを渡してあげてください。
アメリカン航空 American Airlines
デルタ航空 Delta Airlines
フロンティア航空 Frontier Airlines
ジェットブルー航空 JetBlue Airlines
サウスウエスト航空 Southwest Airlines
ユナイテッド航空 United Airlines
【料金比較表付き】ラスベガス空港からホテルまでの移動方法
前述の通りラスベガスの空港からホテルまでの移動手段は車のみ。
空港からストリップエリアまでどこのホテルでも料金はさほどかわりませんので、ここでは空港からストリップのど真ん中の有名ホテルベラッジオに行くと仮定して6つの移動手段をご紹介します。
ライドシェア
タクシー
乗り合いシャトル
乗り合いリムジン
プライベートサービス
レンタカー
1.ライドシェアを利用
ウーバーもしくはリフトなどのライドシェアは空港からホテルまでや滞在中の移動にとても便利です。
身軽、荷物少なめな3名までの移動ならライドシェアがおすすめ。
ラスベガスの空港ターミナル1(T1)、ターミナル3(T3) どちらに到着しても到着ターミナルすぐ外にライドシェア乗り場があります。「Rideshare もしくは Lyf/Uber 」のサインを目指して行きます。
ストリップまでは通常25ドルほど。(超混雑時は値段が上がる場合あり)
【空港での乗り方】
ターミナル1(T1)/ターミナル3(T3) ライドシェア乗り場に到着したらウーバーを呼ぶ。ウーバーのドライバーから連絡があるまでみんなと一緒に待ちます。ドライバーが駐車場内に到着すると「A2」など駐車したスペースの番号をメッセージ、電話してきますのでそこで乗り込みます。
【乗り場】
ターミナル1(T1)乗り場はターミナル外直結駐車場の「Level 2(2F)」
バゲージクレーム(1階)で荷物をピックアップしたらエレベーターで2階へ。「Parking & Lyft/Uber」というサインを目印にドア外へ、歩道橋を渡ると駐車場内に人がたくさん待っているのですぐわかります。
ターミナル3(T3)乗り場はターミナル外直結駐車場の「Level V (V階)」
バゲージクレームで荷物をピックアップしたらそのまま外へでるとタクシー乗り場。その手前のエスカレーターで2階へあがり「Lyft/Uber Go Across Bridge(橋を渡ってください)」というサインのとおり外の歩道橋を進む。すると駐車場手前にエレベーターがあるのでそれに乗って一つ下の「Level V (V階)」へ。
☆知っておくと助かる!おススメポイント☆
ウーバーとリフト2つアプリを立ち上げて料金を比較して安い方、配車が早い方を使いましょう。
10ドル近く差がある場合も多くあります。またこれらのサービスを初めて使う場合、初回登録時に本人確認コードが携帯メッセージで届くので何かの不具合でアメリカ到着時にメッセージ受信できない時のことを考えて日本にいる間にセットアップをしておくことをおすすめします。
2.タクシーを利用
ここ数年私もタクシーは使わなくなりました。流しのタクシーを拾う文化がないラスベガスではピックアップも簡単で、会話もなく、料金支払いも簡単なライドシェアがおすすめですが、混雑時にはウーバーが配車してくれるまでに数十分かかることも。そんな時はタクシーを利用。
日本のタクシー配車アプリのようなサービスもありますが、ウーバーやリフトがあるのであまり利用されていません。空港からならずらーっとタクシーが並んでいます。カジノホテルにもたくさん並んでいるの問題ありません。
空港からのタクシー料金はストリップの各エリアまで料金があらかじめ定額設定されています。
空港使用料や税金など含めても25ドルほど、チップ入れて30ドルの予算。
但し、セダンが多く、スーツケース3つとなるとちょっと厳しいので2台での移動になりそうです。
空港のタクシー案内はこちら
3.乗り合いシャトルを利用
2、3人くらいまでならライドシェアでさっと移動がおすすめ。
でも3人~5人でのグループ行動となるとスーツケースもかさばるし・・・結局ウーバー2台だとバラバラになるし・・・となにかと出張グループ行動だと面倒だという場合はみんなで乗り合いシャトルという方法もあります。
事前にネットから予約が必要ですが、往復料金設定になっているのでお一人30ドルと安価。
但し、24名までの他の乗客との乗り合いシャトルなので他のお客さんの宿泊ホテルを周っての到着となり、自分のホテル到着にちょっと時間がかかることもあり。また、ホテルから空港までの帰り、シャトルの到着までに待ち時間がかなりある場合もあります。
時間に余裕があって、ちょっとシャトル待ちをしても大丈夫という場合にどうぞ。
下記がラスベガス空港公認シャトルサービス。
シャトル乗り場には空港スタッフがいるはずなのでわからない場合はその人がヘルプをしてくれます。
【ターミナル1(T1)の乗り場】
バゲージクレームと同じ地上階外、7~13番出口の外
【ターミナル3(T3)の乗り場】
バゲージクレームと同じ地上階外の西、東の両端
空港公認シャトルバスの情報が下記の空港のウェブサイトにあります。
3社ありますが、下記のBellTransが日本からも予約サイトで使いやすいです。
BellTransシャトルバス予約サイト
メジャーなストリップエリアのホテルに停車しますが、停車ホテルはサイトでチェック。
4.乗り合いリムジンを利用
こちらは3のシャトルバスのちょっとアップグレードバージョン。上記のBellTrans社が提供している乗合リムジンサービスで、3のシャトルバスより少人数なので途中停車ホテルも少なくちょっとスムーズに移動か可能。
長旅の後、ゆらゆらシャトルバスで揺られるよりは往復18ドルアップ(つまり一人往復48ドル)でシャトルの列もスキップでさっとリムジンでホテルまで、という場合にはこちら。
BellTransシャトルバス 乗り合いリムジン予約サイト
5.プライベートサービスを利用
大事なお客様と共に出張する場合に便利なハイヤーサービス。
バゲージクレームでスーツを着た運転手さんが名前を書いたアイパッドを持ってお出迎え。
そのまま車まで、ホテルまで送り届けてくれます。
お値段は変わりますが、様々な車が用意されていますので人数や用途に合わせて
フレキシブルにアレンジ可能。行き先もどこでも設定OKです。
また、滞在中の移動も時間単位で契約できるのでグループにはとても便利。
空港が案内するリムジンサービスはこちら
6.レンタカーを利用
運転が荒いアメリカンを気にせずレンタカー!で自分でドライブという場合はこちら。
ラスベガスの空港はレンタカーセンター(レンタカー会社が集まるセンター)が空港敷地内にはありませんので、空港からレンタカーセンター行き無料シャトルバスでの移動が必要です。
レンタカーセンターは空港から約10分離れています。レンタカーを返す際も同じくシャトルで空港ターミナルまで移動が必要ですので時間には余裕をもってください。
、
【ターミナル1(T1)の乗り場】
バゲージクレームと同じ地上階外、10~11番出口の外
【ターミナル3(T3)の乗り場】
バゲージクレームと同じ地上階外の西、東の両端
こちらがレンタカーセンターの案内
☆知っておくと助かる!おススメポイント☆
さて、上司やお客様の為に自分だけレンタカーを先に取りに行き車を手配するという場合、レンタカーをピックアップしたら空港ターミナル1(T1) もしくは ターミナル3(T3)に戻り皆さんをピックアップするのですが、その際はT1、T3各ターミナルの「Passenger Pick up / Short Term Parking」を目指します。どちらのターミナルにもあります。
Passenger Pick up(パッセンジャーピックアップ)はその名の通り、ドライブスルーのように乗客をピックアップするレーンで停車待ちはできません。慣れている方なら携帯で自分のいるエリアの柱の番号を「5番にいるよ」などと運転手に伝えタイミングをあわせてささっとピックアップできるのですが、お客さんとはそうそう難しいでしょう。
なので、Passenger Pick up(パッセンジャーピックアップ)レーンの横にShort Term Parking(短時間駐車場)があるのでそこへ車を止め、ターミナル内までお客様を迎えに行くのが迷子防止で一番スマート。バゲージクレームのあたりで待ち合わせをしましょう。バゲージクレームには待ち合わせ用にスタバや小さなカフェがあります。
ラスベガス空港からホテルまでの移動方法:比較表
それではレンタカーを除くオプションのコストを比較してみましょう。
空港からストリップのど真ん中にあるベラッジオホテルに行くという想定。
チップは20%渡します。現金の場合スーツケース1つにつき3ドルほど、2つくらいなら5ドル札1枚でOK。
それぞれの良い点、考慮する点はこちら
私のおススメは
1~2名の出張なら「Uber/Lyft XL」
低予算、5人以上一緒のグループ行動なら「エアポートシャトル」
CES大混雑が予想される記事など大事なお客様の場合は「プライベートサービス」
ラスベガスへは乗り継ぎ、途中の乗り継ぎのロサンゼルス空港などの入国審査では質問多数問いかけられ、アメリカの保安検査場では大きな声でいろいろ叫ばれ・・・総移動時間は18時間以上、そして特に日本から皆さんが集中して到着されるのはCESなどの超混雑時期。とても疲れます。
そんな時こそ空港からホテルまでの移動は事前準備で余分なストレスは最低限に。
今回は【料金比較表付き】ラスベガス空港からホテルまでの移動方法をおとどけしました。