ラスベガス地元では知名度が低すぎる話題の謎の柱「モノリス」とはその通り
周りも知らない、聞いたことがないと何もかもが謎のニュース
ラスベガス地元では知名度が低すぎる話題の謎の柱「モノリス」
世界にぽつぽつと出没する謎の物体モノリス。
今回日本のニュースでも話題になっているモノリスは縦に長い金属の支柱で、高さはそれぞれ約8~10メートルほど。何の前触れもなく現れ、すぐに消える謎の物体。私も知りませんでしたが、実は2020年にアメリカ ネバダ州、ユタ州、カリフォルニア州、ニューメキシコ州、そしてルーマニアに出没していた様子。
どこからともなく現れ、発見されたと思ったらいつの間にかなくなるとのこと。
1つ目は,、ユタ州の砂漠にあるもので、2020年11月18日に出現、11月27日に消滅。
2つ目は、ルーマニアのピアトラ・ネアムト郊外に2020年11月27日に出現、12月2日に消滅。
3つ目は、カリフォルニア州アタスカデロ、パイン山の頂上に、2020年12月2日に出現、3日に消滅。4日に再び出現
4つ目は、ニューメキシコ州アルバカーキに、2020年12月7日に出現し、同日消滅。
そして今回4年ぶり(他が発見されていないだけかもしれないが)にラスベガス近郊の砂漠でまたもモノリス出現!
80~90年代に日本でも大騒ぎになった「ミステリーサークル」を思い出しますね。
警察やパトロールもノリノリで「謎のエイリアン物体」説
まるでスタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」。新しくは2014年の映画「インターステラー」に出てくるロボット、TARS(ターズ)の世界。
膨大な自然を持つユタ州やカリフォルニア州、ニューメキシコ州、そしてUFOの聖地「エリア51」で知られるネバダ州に出現するところがまたみんなの興味をそそります。
2000年11月に、たまたまユタ州の荒野で野生のオオツノヒツジの数を数える任務についていたユタ州の警察がヘリコプターから何やら光る物体を発見。早速フェイスブックに掲載。
「毎年、ユタ州公安局がオオツノヒツジの数を数えるのを手伝っていることをご存知?オオツノヒツジを数えている時、人里離れた場所に埋もれている...この金属の板を見つけたよ。何だと思う?」
とエイリアンの絵文字付きで投稿・・・。
今回のモノリス発見にラスベガス警察はこんな投稿
「ハイキングに行くとき、天候に対する備えがなかったり、十分な水を持ってこなかったり......といった奇妙なことをたくさん目にするが、、これ見て!週末に ラスベガス北のガス・ピークの近くでこの謎のモノリスを発見したよ」
と熱中症対策の呼びかけとともに「謎」のモノリスをXに投稿。
もはやマーケティング道具。
モノリスは「自分の仕業です」
カリフォルニア州に現れたモノリスは実はユタ州とルーマニアに出現したモノリスの外観にインスピレーションを受けた地元のメタル・アーティスト作。2020年当時はコロナ禍、「多くの否定的な感情や分離から気分転換する、楽しいものにするつもり」で作成したのだと作者は語っている。
そして実はルーマニアのモノリスはどうやらユタ州のモノリスとは素材も作りもちょっとちがっていたとのこと。もしかするとこちらも1つ目のユタ州のモノリスにインスパイアされて作られたものかもしれない。
しかし、今回のラスベガスのモノリスは「自分の仕業です」と名乗りでる者はまだいません。
一つの有力な説は、ユタ州のモノリスの場所がアメリカのテレビドラマ「ウエストワールド」の2015年の撮影場所に近いことから、撮影クルーの一員による残された小道具か、いたずら?であるというもの。
また、ユタ州のモノリスが一人のオリジナルアーティストによって作られ、その後のモノリスはすべてそれからインスパイアされた別人による作品。
また、一方ではエイリアンを信じて自分の作品がUFOによってもたらされたものであると考えながらアートを作成し、2011年に亡くなったミニマリスト彫刻家ジョン・マッカラック氏の作品を誰かが設置したという説も。
いづれにしても、砂漠、荒野とエイリアンは何か意味深な関係。
ラスベガス地元では知名度が低すぎる話題の謎の柱「モノリス」
そんなラスベガス地元では知名度が低すぎる話題の謎の柱「モノリス」。インターネット上の写真をみると下から見上げたアングルで巨大に見えますが、大体約8~10メートルほどの板。
車や徒歩でアクセス苦難な場所にあることが多いらしく、気づかない間に消える。(もしくはカリフォルニア州やユタ州の例のように若者に取り壊される)そうですが、以前ラスベガスの近郊にあるエリア51に、UFOの真実を求め て団体でみんなが殺到したような注目度はない。
むしろ2020年からの「モノリス」の事すら私の周りは誰も知らない。
そんなちょっと話題性に欠けるモノリスですが、次はどこに出現するのでしょうか?
ラスベガスでハイキングを楽しむ際にはちょっと遠くを見渡して不思議なエイリアン物体探しをしてみては?