【2026年まとめ】日本初大阪IRカジノとは?開業予定・場所・入場料

更新日:5 日前
日本カジノはどうなりましたか?大阪カジノはいつからですか?とよく質問をいただきます。日本初のカジノを含む統合型リゾート「大阪IR」は、大阪市此花区の夢洲に2030年秋の開業が予定されています。本記事では、ラスベガスのカジノゲーミング業界関係者が、開業予定、場所、施設内容、出資者、入場ルールについて、大阪府や大阪市などの公式情報をもとにまとめています。
★この記事の要点★(2026年10月7日時点)
大阪IR(大阪カジノ)は、大阪市此花区の人工島「夢洲(ゆめしま)」に整備される日本初の統合型リゾート(IR)カジノです。
2025年4月24日に着工し、2030年秋の開業が予定されています。
運営はMGM大阪株式会社が担います。
年間来場者数は約2,000万人、年間売上は約5,200億円と見込まれています。
日本人・日本在住の外国人は入場料6,000円、入場は連続する7日間で3回、28日間で10回までに制限されます。
参考記事シリーズ▶▶▶IRカジノ業界を知る ラスベガス現地実務から~統合型リゾート(IR)カジノのビジネス構造を、ラスベガス現地拠点から実務に基づいて解説する連載シリーズです。IRカジノの基本定義から制度・規制・収益構造・運営・コンプライアンスまで、各回ごとにテーマを定めて解説しています。こちらから目次ページへ
日本初!大阪IR(統合型リゾート)カジノとは?
2025年大阪・関西万博の開催地でもあった人工島「夢洲(ゆめしま)」で建設が進む、日本初のIR(統合型リゾート)カジノです。
施設区域内には、ホテル、国際会議場、展示施設、劇場などのエンターテインメント施設、飲食・物販施設とあわせてカジノが整備される予定です。これらの施設を一体的に設置・運営する複合施設を「統合型リゾート(Integrated Resort/IR)」と呼ぶため、その中のカジノ施設は「IRカジノ」と呼ばれています。延床面積は約85万㎡(東京ドーム約18個分以上、2025年9月の計画時点)です。

大阪IRカジノはいつできる?
2025年4月24日に起工式を執り行い正式着工。
2030年7月末に全体竣工予定で、2030年秋ごろに開業する予定です。
日本初のカジノ開業は、当初2025年の開業を目標に動いていましたが、その後2028年、2030年へと開業目標が延期されました。新型コロナウイルスの影響や法整備に時間を要したことが主な背景です。IR構想自体は1990年代末から議論が始まっており、約25年を経て2025年にようやく着工を迎えました。
ラスベガスで毎年開催されるカジノゲーミング業界の展示会「G2E(Global Gaming Expo)」でも、日本IRカジノは長年にわたり注目されてきました。

日本初大阪IRカジノはどこにできる?
2025年大阪・関西万博の開催地でもあった大阪市此花区の人工島「夢洲(ゆめしま)」で、万博会場跡地に隣接する敷地において建設工事が進んでいます。
大阪府・大阪市が「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画」に基づき、IR開業に向けた交通インフラ整備を進めています。鉄道については、2025年1月に大阪メトロ中央線の「夢洲駅」が開業済みです。さらに大阪府・市は2025年8月、JR桜島線延伸および京阪中之島線延伸の2ルートを北側からの新たなアクセス鉄道として検討すると発表しており、IR開業(2030年秋ごろ)を見据えた計画がはじまっています。
JR桜島線(JRゆめ咲線)延伸:桜島~舞洲~夢洲
京阪中之島線延伸:中之島~九条
いずれも検討段階のルートで、今後、建設計画や運行計画の具体化が進められる予定です。このほか、大規模なバスターミナルとフェリーターミナルの整備も計画されています。

カジノ以外に何ができるの?
カジノのほか、ホテル、国際会議場、展示施設、エンターテインメント施設、飲食・物販施設など、多彩な施設が一体的に整備される予定です。
国際的なMICE*需要への対応も視野に入れており、ビジネス目的の来訪者の獲得も計画されています。
建設が予定されている主な施設は以下。
*MICEとは:MICEとは、企業の会議(Meeting)、報奨や研修旅行(Incentive Travel)、国際会議(Convention)、展示会・見本市、そしてイベント(Exhibition/Event)を指す、ビジネスイベントの総称。
施設区分 | 概要・規模 |
カジノ施設 | ゲーミング区域:約2万3,000㎡/テーブルゲーム約470台・電子ゲーム約6,400台/IR施設床面積合計の3%以内 |
ホテル | MGM大阪・MUSUBIホテルを含む3棟構成/合計約2,500室 |
国際会議場・展示施設 | 最大会議室 収容6,000人以上/全室総収容 約12,000人以上/展示面積 約2万㎡ |
エンターテインメント施設 | 夢洲シアター(約3,500席)/ウォーターフロントイベント広場 |
魅力増進施設 | 関西ジャパンハウス・ジャパン・フードパビリオン・ガーデンシアター 等 |
送客施設 | 関西ツーリズムセンター/大規模バスターミナル/フェリーターミナル |
飲食・物販・サービス施設 | レストラン・リテール・その他サービス施設 |
出典:大阪市「統合型リゾート 大阪IR」公式サイト、大阪府・大阪市・MGM大阪株式会社「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画(概要)」2025年9月時点の公開情報

大阪IRカジノの出資者は?
約1兆5,130億円(出資約9,830億円+借り入れ約5,300億円)
※ 2025年9月、建設資材や人件費の上昇を理由に、従来の約1兆2,700億円から約2,430億円増額されました。
※ 借り入れ約5,300億円は三菱UFJ銀行と三井住友銀行を中心とする銀行団からの融資。
出資者は
合同会社日本MGMリゾーツ(44%出資)
オリックス株式会社(44%出資)
関西地元企業を中心とする少数株主22社(約13%出資)
※四捨五入の為合計は100%になっていません
30年以上の歴史を持つ世界的カジノ事業者で、日本初参入のMGMリゾーツと日本で大型施設開発や運営を行うオリックス株式会社がメインとなって事業を牽引、地元関西企業も多数参画するビッグプロジェクト。

大阪IRカジノの運営者は?
大阪IRの運営事業者は「MGM大阪株式会社」です。
2021年12月に設立、2025年5月に「大阪IR株式会社」から現社名に変更しました。主要株主は合同会社日本MGMリゾーツおよびオリックス株式会社で、関西地元企業を中心とする少数株主22社とともに事業を推進しています。

大阪IRカジノの売上予想は?
年間約5,200億円(見込み)
内訳はゲーミング(カジノ)約4,200億円、ノンゲーミング(非ゲーミング=カジノ以外)約1,000億円
年間来場者数:約2,000万人(国内 約1,400万人、海外 約600万人)
大阪府・大阪市への納付金等:年間約1,060億円
経済波及効果:年間約1兆1,400億円
大阪府&大阪市がMGM大阪株式会社(当時:大阪IR株式会社)と共同で作成した「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画」によると年間売上は約5,200億円を見込んでいます。
日本初大阪IRカジノの入場ルールとはどんな内容になる?
日本人も入場可能です。
カジノ施設への入場には、日本人・日本在住の外国人は1回6,000円の入場料と、連続する7日間で3回、28日間で10回の入場回数制限があります。それ以外の来訪者には入場料はかかりません。
IR整備法によりカジノ施設のゲーミング区域はIR施設床面積合計の3%以内と定められており、テーブルゲーム約470台・電子ゲーム(スロットマシン等)約6,400台が設置される予定です。また、ギャンブル等依存症対策として、IR整備法により以下の規制が定められています。
入場料:日本人および日本在住の外国人は1回6,000円(訪日外国人は無料)
入場回数制限:連続する7日間で3回まで、連続する28日間で10回まで
本人確認:マイナンバーカード等による厳格な本人確認
利用制限:本人または家族の申出によるカジノ施設の利用制限措置
ATM設置禁止:カジノ施設内へのATM設置は禁止
大阪IRカジノのキーポイントまとめ
項目 | 内容 |
名称 | 大阪IR(統合型リゾート) |
所在地 | 大阪市此花区 夢洲 |
着工 | 2025年4月24日 |
竣工予定 | 2030年7月末 |
開業予定 | 2030年秋 |
初期投資額 | 約1兆5,130億円 |
中核株主 | 日本MGMリゾーツ、オリックス |
運営会社 | MGM大阪株式会社 |
ホテル客室数 | 約2,500室 |
年間来場者数見込み | 約2,000万人 |
年間売上見込み | 約5,200億円 |
入場料(日本人等) | 1回6,000円 |
入場回数制限 | 7日間で3回/28日間で10回 |
IRカジノについてよくある質問
Q. 日本人はカジノに入場できますか?
はい、入場できます。
Q. 入場料6,000円は1回入るごとにかかりますか?
入場料は1日(24時間)単位で課されます。
入場してから24時間以内であれば、再入場しても追加の入場料はかかりません。
Q. 何歳からカジノに入場できますか?
20歳以上です。IR整備法により、20歳未満の入場は禁止されています。
Q. 外国人観光客にも入場回数の制限はありますか?
ありません。入場回数制限と入場料は、日本人と日本に居住する外国人に適用されます。
訪日外国人観光客は、旅券(パスポート)等による本人確認を受けて入場します。
Q. 入場料やカジノの収益はどこに納められますか?
入場料は、国と大阪府・大阪市に半分ずつ納められます。また、IR事業者はカジノの粗収益(賭け金の総額から払戻金を差し引いた額)の30%を納付金として納め、国と大阪府・大阪市に15%ずつ配分されます。
Q. カジノは誰が監督しますか?
国の機関である「カジノ管理委員会」が監督します。2020年1月に内閣府の外局として設置され、カジノ事業の免許、調査、監督などを担っています。MGM大阪株式会社がカジノを営業するには、同委員会からカジノ事業の免許を受ける必要があります。
以上、「日本初大阪IRカジノとは?」をお届けしました。
次回は将来日本初のカジノを運営する「MGMリゾーツ」とはどんな会社なのか?ご紹介します。
出典・参考資料
大阪府 IR推進局(https://www.pref.osaka.lg.jp/o080010/ir_index.html)
大阪市 大阪IR(https://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu220/osakair/)
MGM大阪株式会社 公式サイト(https://mgmosaka.co.jp/)
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