Prism ラスベガス
【AI判断】フライドポテトを頼みそうな顔?
アレクサ!アレクサー!と叫ぶ声、家の中でもよく聞きます。そして
「NO!それを聞いているんじゃないよ!」とイライラした声も。アレクサちょっと苦戦中。
と、そのまだまだ改善が必要な音声アシスタントテクノロジーですが、今度はなんと思い切ってマクドナルドでバイトを始める様子。(アレクサは関係ありません)
コロナでうちの近所のマクドナルドもドライブスルーが急増したためドライブスルーレーンが2重に増設されました。そんなドライブスルー、コンタクトレスが流行中の今、マクドナルドはドライブスルーのオーダーに音声アシスタントを採用開始。
現在、人間がとるマクドナルドのドライブスルーでの注文は平均6分18秒かかっていて、それを音声アシスタントにかえると約5分49秒に縮めることができるのだとか。
なぜまだ微妙な音声アシスタントをとりいれたかというと
コロナの影響で店に入らない「ドライブスルー」デマンドが増え、従来ドライブスルーをしていなかったお店もどんどんドライブスルーを開始するようになったのです。そこでドライブスルーが売りだった従来のファーストフードチェーンはこのドライブスルー戦争に勝とうと戦略建てを始めました。
ドライブスルーがスローで、車の列があり、オーダーをよく間違える店にはお客さんはこない。(とはいってもアメリカどこでも3回に1回はオーダーまちがえますが・・・)
そこでマクドナルドは音声アシスタントの注文とりを開始。これにより①愛想の悪い店員さんによる悪い接客を回避 ②素早いオーダーとり ③間違わないオーダーききとりを可能に、スピーディーなドライブスルーさばきを実現させるのだとか。
これにはマクドナルド以外のファーストフードチェーンも挑戦中

写真:Image by Michael Kauer from Pixabay
フライドポテトを頼みそうな顔?
さて、マクドナルドより古い1921年にアメリカで初めてファーストフードチェーンを展開したホワイトキャッスル(White Castle)ハンバーガー。

写真:www.forbes.com
なんとこちらは音声アシスタント注文だけでなく、お客さんが任意で車のナンバープレートを登録すると、ドライブスルーにやってきた際には名前で「こんにちはブライアン!お元気?今週3回目ランチに来てくれてありがとう!」のようなパーソナライズメッセージでお客さんを歓迎。
それだけではなく、そのお客さんのオーダー傾向、その日の天気、注文時間帯、季節などに応じて「注文したそうなメニュー」を優先表示するのだとか。
「今日は春空!ランチタイムだし、揚げたてフライドポテト食べたそうな顔してるね?」
「今週2回目の来店だし、3時のおやつかな?フライドポテトにはバニラシェイクだね!?」
「健康に気を付けてるといっていたからハンバーガーパティは今日は1枚にしようか?」
といった要領に将来的にはなるんだそう。ファーストフードチェーン生き残り戦争にはスピードとカスタマイズされた接客が重要。各社AIドライブスルーに大注目です!

写真: 人気キャラクター「ミスターポテトヘッド」 geri cleveland from Pixabay