top of page
  • Writer's picturePrism ラスベガス

アメリカ版インフルエンサーマーケティング

近年多くのブランドや企業がインフルエンサーを起用してマーケティングを行っています。今やマーケティング予算には「インフルエンサーコスト」が計算されるまでに。アパレルブランド、コスメ、料理(調味料)ブランドからキャンプ用品ブランドまで様々なマーケティングに起用され、大活躍のインフルエンサー。9時5時のオフィスの仕事を辞めて「インフルエンサー」としてコンテンツクリエイターに転向する人も続出。(成功者はレアですが・・。)

そんなインフルエンサーを起用したマーケティングについてお届けします。

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーとは一般消費者でありながらソーシャルメディアなどで多くのフォロワーを抱えており、ブランドや企業の広告塔として影響(インフルエンス)を及ぼす力をもっている人気ユーザーのこと。

ブランドや企業は多くのフォロワーを持つインフルエンサーに商品やサービスの宣伝を依頼。インフルエンサーはその対価(契約によって様々)を報酬としてもらいます。

現在アメリカ企業マーケティング担当者の68%以上がインフルエンサーを起用したマーケティングを行っているとのデータもあり。インフルエンサーはマーケテイング戦略として大活用されています。現在アメリカ企業がインフルエンサーマーケティングに利用しているソーシャルメディアは

  1. インスタグラム76.6%

  2. フェイスブック55.2%

  3. ティックトック45.7%

  4. ユーチューブ42.5%

  5. ツイッター25%

  6. スナップチャット17.1%

前回の記事「アメリカ人気1位ティックトック(Tiktok)」でお伝えした人気急上昇のティックトックは2021年ユーチューブを超えました。今後フェイスブックを追い抜く勢いで活用率が上がる予測です。

Photo by Georgia de Lotz on Unsplash

インフルエンサーマーケテイングが効果的なのはなぜ?

人気インフルエンサーは多くのフォロワーからの強い信頼度を得ています。

多くのフォロワーはブランドや企業の広告文句、セレブの言葉よりもインフルエンサーの言葉をより真正に、身近に受け入れる傾向があり、インフルエンサーが紹介する消費を購入する傾向が高くなります。

ある調査では70%の10代(ティーン)の消費者がセレブよりもインフルエンサーの言葉を頼りに商品を購入するとも回答。

また、インフルエンサーの活躍するソーシャルメディアは消費者へのリーチが高く、口コミや紹介の広がりが早い!一消費者がテレビ広告や雑誌広告で誰かが気に入った商品のことを周りに伝えたとしても数名。人気インフルエンサーが商品を紹介すれば一瞬に所有する数百万人のフォロワーに商品がひろまります。

だから企業にとっては場合によってはテレビ広告よりも手軽に大きな広告効果が得られるのです。またソーシャルメディア上でリアルタイムに消費者の声をきくこともできます。

Mateus Campos Felipe

ではどうやってインフルエンサーマーケティングをはじめるの?

効果的なインフルエンサーマーケティングのセットアップ方法はこちら。

ステップ1

まずインフルエンサーマーケティングで得たい効果、ターゲットを決定。「ブランドを知ってもらいたい」「商品の売上を増やしたい」「商品レビューを増やしたい」「自社のフォロワーを増やしたい」。勿論全部効果を上げたい!ことはもちろんだとは思いますがフォーカスをする目標を1つ絞って掲げます。

ステップ2

リーチしたい消費者ターゲットを決定。ソーシャルメディアの世界は膨大です。だから自社の商品やサービスを売り込みたい消費者ターゲット層を決定。例えば「日本国内なのかアメリカなのか」「フード好き消費者にターゲット」「年齢層」は?

ステップ3

活用したいソーシャルメディアを決定。一重にティックトックが人気上昇中といっても自社の商品やサービスなんでもかんでもティックトックを採用していては戦略欠けです。例えばアスレチックウェアのブランドが新しいスタイルを発表したい場合、人気インフルエンサーに30秒もらえばしっかり商品内容が伝わるでしょう。一方新しいビデオゲームの戦略など30秒で伝えきれない内容や、ターゲット年齢層がヘビーなユーチューブユーザー層であるのならば人気だからといってやみくもにティックトックを活用しては費用がもったいないだけ。

アメリカ消費者を対象にしているのであれば多くの年齢別ソーシャルメディアチャンネル利用率の調査が発表されていますのでそれらを参考にターゲット層にリーチしやすいチャンネルを選びましょう。例えば現在のアメリカ消費者50歳以上はティックトックやインスタグラムよりもフェイスブックやユーチューブを主に利用します。テレビ広告も時間帯を絞ってターゲット消費者に売り込みますよね?それと同じです。

ステップ4

さあ、インフルエンサーマーケティングゴールも決まり、ターゲット消費者も決まり、活用するソーシャルメディアも決定しましたね。いよいよインフルエンサー選定です。

インフルエンサーの影響力はフォロワー数に現れます。インフルエンサーマーケティングに費やする予算によっても変わりますが、最低でも1,000~5,000人以上のフォロワーを持っているインフルエンサーを選ぶのが効果的です。人気フォロワーは大体100万人以上のフォロワーを持ち、インフルエンサーマーケティング会社に所属しているインフルエンサーも多いです。

それでは次回はこの続き、インフルエンサーの活用方法をご紹介しましょう。

Photo by SHVETS production


0 views
bottom of page