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  • Writer's picturePrism ラスベガス

アメリカ現地からのオリンピックはどんな感じ?

五輪は始まる前から失敗だったとか、アメリカでは東京五輪が始まっていることすら知らないとか、アメリカ在宅の方から悲しいアメリカでのオリンピック報道コメントが他方で掲載されていますが・・・・

そうでもないんですよ!

毎日トップニュースはデルタコロナのニュースに紛れて「チームアメリカ」のメダル報道!(これはもちろんですよね)。毎朝トップニュースの一つとして報道されています。すでにアメリカに戻ってきた金メダリストを招いてインタビューしたり、ちゃんと湧いていますよ!

今アメリカはNBAシーズンがおわり、MLBプロ野球はシーズン中、NFLアメフト、NHLプロアイスホッケーはシーズンオフ、と他の人気スポーツがちょっとゆっくりしているのでこのタイミングは野球以外あまりスポーツ観戦できないのです。だから結構みんなオリンピック見たりしているのです。

確かに、時差もあり、平日開催ともあり友達の家やスポーツバーに集まってみんなでオリンピック観戦!というほどではありません。でも、アメリカでもしっかり東京オリンピックは話題ですよ!

日本に行ったことのない義理母からは「毎日オリンピックで日本が映るけど都会だけだと思ったら緑がいっぱいできれいな場所ね」というコメントをもらったり。スポーツバーでたまたま映っていたオリンピックを一緒に見ていた人からは「日本の選手は体操競技前に「お辞儀」をするのね、礼儀正しいわ」とか。嬉しいコメントも聞きます。

今回は「東京オリンピック」に絡んだアメリカでの報道や周りの感想、ソーシャルメディアからの反応をランダムにまとめ風におとどけします。

毎朝の全国ネットニュースからの「東京オリンピック」報道

オリンピック開会式はちょっと「さみしい」という感想多かったようです。アメリカのテレビでも「今回はコロナなので開会式は控えめですね」とコメント。

でも人気はブルーの人たちによる人間アイコン(ピクトグラム)。私のまわりでも、ダンスのあたりが独創的すぎてわからなかったのでチャンネル変えちゃたんだけど後でブルーの人たちのピクトグラムだけ見直したという人も。

Image by Clker-Free-Vector-Images from Pixabay

そしてオリンピックが始まると・・・

連日トップニュースで前日のオリンピック結果報道。オリンピック選手村から毎日中継!

チームアメリカの注目は水泳の金メダル2つ、銀メダル2つ獲得のケイティ・レデッキーとアラスカ州発のメダリストのリディア・ジャコビー。リディアは州内に1つしかない50メートルプールで練習してオリンピック金メダル獲得で一躍話題に。

体操の世界チャンピオンのシモーン・バイルズが心的不調で棄権。世界チャンピオンも一人の人間だと全米が彼女に同情。メディアやソーシャルメディアが引き起こす心的プレッシャーに注目。アメリカではメンタルヘルスアウェアネスに注目が集中。

どのテレビももちろんチームアメリカ!なので日本の選手は話題にあがりませんが、ホスト国の日本の若手スケートボード選手がすごい!と今日ニュースになっていました。

Photo by Andrea Piacquadio from Pexels

現地レポーターによる「日本」の感想

多くのレポーターが集まるオリンピック、彼らの日本の感想は?

  1. 日本のコンビニ弁当が値段のわりにクオリティが高い!毎日いろんなお弁当を試しているというレポーターや、お気に入りのアイスクリーム(「ピノ」)を毎日食べているというレポーターも。

  2. 「柿のたね」が美味しい!

  3. コンビニの手羽先がアメリカに負けないくらい美味しい!と。海外からの観光客からも人気の日本のコンビニはやっぱい今回も注目を浴びていました。(手羽先は名古屋?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、アメリカでは「アメフト=手羽先」というくらい国民的ジャンクフード。

  4. 「アメリカンブレックファースト」が面白いと全国ネットでレポーターが紹介。アメリカではホットケーキやトースト、ベーコン、エッグ、ハッシュドポテトだけど、日本で「アメリカンブレックファースト」を頼んだら卵とチキンナゲットとポテトサラダなんです!とオモシロ日本風アメリカンブレックファーストを紹介。これがきっかけで彼女は毎日日本での「今日のごはん」を紹介しています。(最近はサバの煮つけにトライしてました)

  5. オリンピックメディアだから自由に観光できないけれどレインボーブリッジはきれい!蒸し暑くて大変だけどとてもクリーンな都市だ、都会と緑がきれいだと、どのチャンネルでも東京の景色が紹介されています。

Image by Neven Divkovic from Pixabay

ソーシャルメディアからのオリンピック選手や関係者の感想

  1. 段ボールベッドが以外に頑丈!帰国前にフレームの上でジャンプして強度を確かめる選手も。この段ボールベッド開会から常に話題になっていました(イスラエルの選手が破壊して問題にもなりましたが・・)それほど頑丈!!とアメリカでも有名。ニュースでもインタビューで「ベッドは本当に段ボールベッドなの?」と質問されるほど。。

  2. オリンピック選手村の自動運転シャトル、いくつものソーシャルメディアで紹介されていて「やっぱり日本だからハイテク!」とハイテクニッポン復活?

  3. アシックス社がカスタムスニーカー店を運営していて、選手は無料で自分の足をスキャン、自分の足にあった靴をその場で無料でもらえるという特典があったようで、何人ものアスリートかこの体験記をソーシャルメディアで紹介。

  4. 日本選手の礼儀が正しい!これは日本からやってくる大リーガーたちもお手本になっていてアメリカでも有名ですが、体操の日本選手が競技前に「礼」をするのがとても素晴らしい「リスペクト」があって素晴らしいとアメリカでも好感度ばつぐん

  5. そして以外にフィードバックが多かったのが選手村のヘアサロン。世界でも賞を取ったことのあるスタイリストさんたちがジャパニーズヘアカットテクニックを披露。繊細なスタイリングとホットタオルサービスに大喜びの選手も!

Photo by Jan Kopřiva from Pexels

テレビだけだと結構狭い範囲の紹介しかありませんが、ソーシャルメディアの力で知られざるオリンピックのいいところ、日本のいいところ、が紹介されて日本にとっては良い世界的宣伝になったような気がします。

そしてちょこちょことっと見える日本の景色や毎日取り上げられる日本の話題を楽しみに見ています。オリンピック開会前は「コロナからのアスリートの安全確保は東京オリンピックではちゃんとしているのでしょうか」「日本は自国民がオリンピック反対」「最近の日本は昔の日本とちがってしまったのか」なと心配なトピックも飛び交っていましたが、いざ始まると好感度ある日本が紹介されていて一安心。

コロナ開けたら行ってみたいという人もまわりにはたくさんできました。

これを機会にたくさん日本を訪れてほしいですね。

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