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コロナで加速、アメリカキャッシュレス・コンタクトレス(非接触)決済の現状

アメリカキャッシュレス・コンタクトレス(非接触)決済の現状

コロナでコンタクトレス(非接触)が必要不可欠とされ、時代はコンタクトレス(非接触)&キャッシュレスへ。

コロナでテレワーク(在宅ワーク)が採用され、デリバリーサービス利用が増加など生活スタイルに様々な変化が起こった2020~今までで。「コロナ=非接触」というノーマルが決済にも変化をもたらしました。

アメリカは元々クレジットカード・デビットカード社会ということもあり、もともと現金はあまり持ち歩かない文化。さらに2010年以降グーグルペイやアップルペイ、アンドロイドペイ、スクエアなど様々なスマホ、スマートウォッチ連動の決済サービスが登場しますます現金は見かけなくなりました。

コロナで変化、アメリカキャッシュレス・非接触決済

まずは、アメリカ決済の背景2000年~2014年

2000年~2010年頃

現金はチップや小さな売店などのみでスーパーやデパート、ショッピングモールではクレジットカードもしくはデビットカード決済が主流。

カードをカード機にスワイプして、暗証番号を押すという決済が主流

このころはまだ現金を入れた「お財布」を持ち歩く人も多かった。

2010年~2014年

アマゾン人気急上昇もあり、オンラインショッピングが流行。当時のアメリカ政府の調査で「今後の新たな決済市場」としてオンライン決済が流行すると予想あり。

オンラインで請求書の支払いができます!というのが企業の売りに。

グーグルペイ、スクエアペイなど「次世代」決済サービスがぞくぞく登場。

2014年~

コンタクトレス決済大成功のきっかけとも言われるスターバックスのQRスキャン決済サービス開始。北米では2014年頃からスタバではQRコードスキャンが主流に。

2015年~

大手クレジットカード会社らによるルールが変更。ICチップ入りカード決済端末を導入していないお店で発生した不正決済についてはお店がその金額を払うという「責任」シフトが発生。アメリカ中のクレジットカード読み取り機械がカード差し込み型、もしくは非接触のタップ決済仕様を兼ね備えた端末に変更。

2016年~

アップルペイ開始。その後アンドロイドペイもサービス開始し時計をかざして決済を多くみかけるようになりました。

2020年~

コロナ予防の為「現金受け取り禁止」、「現金は受け付けません」店舗続出。自宅待機でオンラインショッピング&自宅配達急増。路面店舗でもアプリでオーダー&ピックアップのみ受け付けなど「非接触」が必須なサービスが増加しました。

Photo by naipo.de on Unsplash

コロナで変化、アメリカキャッシュレス・非接触決済

そして、2021年アメリカ非接触決済サービス主流に

コロナ前スマホオーダーに慣れていなかった消費者も必然的にスマホオーダーユーザーに。

対面サービスを好んでいた消費者もオンラインオーダー&店舗ピックアップユーザーに。

オンライン決済やスマホ内決済に抵抗があった消費者も、もうここまできたらしょうがない。

と、知らず知らずのうちにユーザートレーニング完了!

マスターカードが行った調査ではアメリカ消費者の約51%がアップルペイやタッチ決済カードなどの非接触コンタクトレス決済サービスを利用していると回答。

また、アメリカンエクスプレスによる調査によると調査対象約70%の店舗が顧客から「非接触、コンタクトレス決済サービスを導入してほしい」と要求されているとの結果。

そしてアメリカ消費者2000人への調査では回答者の約35%がいつものスーパーがコンタクトレス決済サービスを提供しないなら提供している他のお店に移ると回答。

2021年もはや消費者がコンタクトレス非接触決済サービスを希望するようになっています。

Photo by Blake Wisz on Unsplash 従来のテーブル決済よりよっぽど楽

レストランはテーブルで支払いだったので①テーブルに伝票もってきてもらい→②お客さん内容確認後店員さんにカード渡し→③店員さんPOS端末でカード決済開始→④店員さん伝票とカードテーブルへ持ってくる→⑤お客さんクレジットカード伝票にチップと総合計記入してサインする。という長いプロセスでしたが、最近はこの端末を持ってきてその場で決済してくれるところも多くなってきました。

こちらの以前の記事で新しいレストランでのオーダーの仕方ご紹介しています

アメリカキャッシュレス・非接触決済事例

その①タブレットくるっと決済サービス

最近飲食店でよく見かけるPOS端末。タッチ決済クレジットカードやスマホ、アップルウォッチをかざしたら・・・店員さんが端末の画面をくるっとお客さんにまわしてチップ%選択依頼。チップ%えらんでもらったらまたくるっと画面元にもどして終了。

Photo by Clay Banks on Unsplash この上はスクエアPOS端末。この画面をくるっとお客さん側にまわしてチップ%(なし15% 20% 25%)ボタンをえらんでもらって決済終了。多くのお店がこんな感じ。

ちなみに、以前ちらっとお伝えしましたが、完全コンタクトレスバージョンもあり。こちらはカードかざしたら、ジェスチャーでチップ%を選択。ピースサインだと15%、イイねサインだと20%といった具合。(ちょっと恥ずかしいですが、受け狙いでチップもらえやすそう。)

Photo by Andrea Piacquadio from Pexels

事例その②スタジアムが次々キャッシュレスに現金手渡しなし。

コロナ後再開されたアイスホッケーアリーナに行ってみると

「完全キャッシュレスになりました」と。どこもこんな感じ。割り切ってます。

野球場も、ラスベガスに建設された新たなアメフトスタジアムも完全キャッシュレス。アメフトスタジアムにはなんとまれに現金を持ち歩くお客さんの為に

現金をカードに換金(換カード?)するターミナルも設置。

ラスベガスのアリージェントスタジアムにある現金からカード交換機械。

コロナで変化したアメリカキャッシュレス・非接触決済。どんどんコンタクトレス、非接触決済サービスが進んでいます。日本のようにおサイフケータイや食券システムなどがもともと普及していなかったという背景もあり、近年いきなりクレジットカードスワイプというマニュアルから、コンタクトレス非接触決済サービスに飛躍しました。(ある意味コロナを言い訳に思い切った?)

コロナ明け、久しぶりにアメリカへいらっしゃる際は以前とはちょっと変化したシームレスなサービス体感してみてくださいね。

英語が苦手な方にはこの方が店員さんとのコミュニケーションとらなくてよいから便利なのでしょうか?

Photo by Yu Hosoi on Unsplash


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