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  • Writer's picturePrism ラスベガス

リテールテック!アメリカリテール戦線

Updated: Jan 31

コロナでオンラインショッピングの売上はのびているものの、アメリカ全体でみて今年は消費は落ちています。そこで!8月末から店舗ではハロウィーングッズがどん!と置かれ、今日9月21日時点ではすでにクリスマスツリーが販売されています。。。今年はコロナもあり消費が少ないから今から徐々に稼ごう!というリテーラー達の作戦なのですが、ベガスはまだ暑いのでクリスマス気分にはなれません。

と、生き残り!(というかアマゾンに立ち向かおう)とリテーラー達はさまざまな商戦に乗り出しています。そこでアメリカ大手リテーラー各社をシリーズでまとめてみようと思います。

今回は全米1位の規模のウォルマート!

写真:ウォルマートメディアライブラリ

ウォルマートとは1962年に第1号店を開き、その後安価な生活雑貨を提供、なんでも揃うスーパー・ストアを経営して全米第1位のリテーラーになりました。ちなみにその年間売上約56兆円(2018年)!

日本のSEIYUは2008年ウォルマートの子会社になりましたね、ちょっと日本進出戦略は苦戦していているようですが、近年では楽天とタッグを組んでオンライングローサリー食品配達にも乗り出しています。

ウォルマートのテック戦略は規模がちがう

さぁ、ウォルマートは長年アメリカの最大のリテーラーとして君臨してきたのですが、ベソス氏が参戦!オンラインではちょっと押され気味なのです。。。と、ウォルマートは全米なんと11,500店舗という路面店舗ネットワークを活かして「オムニチャンネル戦略」にでました。

で、これがその結果。

オムニ戦略その① さすが、アメリカ超合理的な「ピックアップタワー」

オンライン購入して、店舗ピックアップに行くといつも混雑している駐車場の中でも店舗入口の目の前の「ピックアップ専用」駐車スペースに車をとめることができます。

そして以前はせっかく店舗入り口目の前に停めてもさて巨大な店舗に入るとピックアック窓口(店舗の奥)。。までいくのが面倒でした。

が、今ではウォルマートアプリで「チェックイン」して今から店舗に向かってにもつをうけとるよ~という状態にしておけば店舗入って目の間の巨大な荷物用のタワーエレベーターのようなところで荷物が受け取れるようになりました。

何が合理的とは、、このとってつけた設置。チェックインしてからちょっと早めに到着すると店員さんが一生懸命エレベーターに荷物をいれていました。。。(地下に荷物があってそれがあがってくるといった込み入った設置物ではなくて、店員さんが手作業でこれに荷物を入れるというシンプルなもの)ある意味効率的なオムニ戦略ですね、サービス開始スピード大事。

写真:ウォルマートメディアライブラリ

写真:ウォルマートメディアライブラリ

写真:ウォルマートメディアライブラリ

オムニ戦略その② 後部座席からしつれいしますぅ~

さ、最近でさえコロナの影響で「コンタクトレス」デリバリー(例:食品配達もドア横届け)が流行りですが。ウォルマートはこれ以前からこんな便利なサービスを展開していました。

それは「トランク配達」オンラインなどで予めお買い物をして、、、「お店にとりにいくのめんどくさーい」というお客さんへ向けてなんと車を指定番号の駐車スペースに止め、トランクオープンすると店員さんが店舗から荷物を抱えてでてきてトランクにいれてくれるというもの。どこまで面倒くさがりの人たちが使うのか。。。。と思いきや、使うと便利!

写真:ウォルマートメディアライブラリ

写真:ウォルマートメディアライブラリ

写真:ウォルマートメディアライブラリ

昔からの巨大路面店舗で知られるウォルマートですが、アマゾン対抗戦略でなかなか粋な面白い作戦を次々に繰り広げています。買い物客としてはこれから何もしなくても商品が届くとおもうともっといろんな戦略がんばってほしいですね!

あ、ちなみに前回お伝えしましたがこのウォルマートは遂に「ドローン配達」のテストにのりだしています。これは前回の記事をごらんくださいね。

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