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  • Writer's picturePrism ラスベガス

密かに大人気のイベント「ゴールデンノーム」を探せ

Updated: Feb 1

ソーシャルメディアでもライブ中継をするほど人気の2017年から続くこの毎年恒例のイベント「ゴールデンノーム」はワールドマーケットという世界からのいろんな雑貨や食品を取りそろえるアメリカの路面店舗のリテーラーが開催するホリデーシーズンのイベント。


以前の記事「アメリカ発「体験」イベントマーケテイング術7選」の中でもお伝えしたスカベンジャーハントイベントです。今年も全米241店舗で一斉に同時開催されました。


「ゴールデンノーム」スカベンジャーハント

スカベンジャーハントとは宝探しイベントのことで、この人気のワールドマーケットのスカベンジャーハントイベントでは実施期間中(2022年11月1日~11月23日)の指定された時間に「ゴールデンノーム」の札が店内に合計8つだけ隠されます。それを見つけて賞金をもらう!


ゴールデンノーム探しイベントは一日2回にわけて行われ、最初の4つのゴールデンノーム札は開店から午後3時まで、のこり4つは4時から閉店までの間に行われます。


そしてそのゴールデンノーム札をみつけた人には20ドル~100ドルの当日店内有効の金券が賞金として渡されます。

#thisismeinchicagoさんのTiktok投稿写真  お店に隠されているゴールデンノーム札

ゴールデンノームを見つけたら、すぐに店員さんにその札を持って見せ、お店の無料ロイヤリティプログラムに参加(すでに加入している場合は紐づけられた電話番号をレジで入力)、ワロイヤリティプログラムのアカウントとクーポンがリンクされ、賞金がアカウントに発行されます。(アメリカの「当たり」イベントには必ず自社ロイヤリティプログラムへの参加が必須!これもより多くのロイヤリティプログラム顧客獲得の作戦です。あとでキャンセルされてもいいんです。とりあえずその場でロイヤリティプログラムに加入してもらう!)


朝から並ぶゴールデンノームハンター達

聞くところによると毎回開始5分~10分で4つのゴールデンノームが発見されるというほど時間勝負なのだとか。期間中毎日朝から並ぶハンターたちも。


毎日一応ヒントが掲示されるのでハンターたちはそれに沿って捜索開始。例えば「今日はCから始まる言葉の近くにいるよ」「今日は緑色の横にいるよ」などなど。


これには「近く」と「横」の定義があやふやだとオンラインで協議になったり・・・。皆さん真剣です。

ソーシャルメディアでもゴールデンノーム発見するまで毎日ライブ中継する人も。


そして、ゴールデンノーム探し時間に店舗にいくとみんなその日のヒントのカラーや物の近所に人が群がってわさわさしているとても面白い風景なのだとか。。

thekrazycouponlady.com より引用

ちょっと残念で、面白いゴールデンノーム探しルール

ルール①

ゲーム期間中、一度しか当選できません。(ちょっと残念1日一回とかにしてほしい)

ルール②

賞金は当選した当日のみ有効。

ルール③

アルコールには引換できません。(ごもっともですね)

ルール④

従業員とその家族には当選資格はありません(家族の定義は?)

ルール⑤

複数の人が同時にゴールデンノームを見つけた場合・・・店員さんがコイントスか、くじ引きをつくって決着!します。(その場でじゃんけんで決着とかですかね)



お客さんの客足稼ぎに路面店舗のスカベンジャーハント!

これまでならアメリカのホリデーシーズンとなれば大勢の買い物客が店舗を訪れてにぎやかだった風景も近年ではすっかり落ち着いています。


私も(恐る恐る)ブラックフライデー当日に超満員でごった返しているであろうショッピングモールやデパートを覗いてみましたが、そんな風景は過去の話でいつもと変わらない客足。


年々やはり買い物はオンラインへ。路面店舗がメインで運営しているワールドマーケットのような小売店は路面店舗への客足獲得に必死、このゴールデンノーム探しもその客足稼ぎの作戦です。


日本でも「宝探し」イベントはお店で開催されていますか?


今はソーシャルメディアでも話題に取り上げられれば大きなコストをかけず、手軽に大勢の人にむけてのブランディングマーケティングが可能ですので是非こうした目玉イベントを開催、ソーシャルメディアで様子を流すなどしてマーケティングに活用してみてください。

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