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  • Writer's picturePrism ラスベガス

26億円インフルエンサーも!2021年マーケテイング

12歳児の発言「僕、クラス友達の会社のミーティングがあるんだ」

???

どうやら同じクラスの友達がYoutubeで稼ぎ始め、Youtube ビデオの品質管理マネージャーとして雇ってもらったのだとか。(でもその友達のお母さんが人事担当だそう 笑。)

とまあ、かわいいなと思って聞いていたのですがこのクラスの友達は列記とした

インフルエンサー 。ビデオゲームのレビューでお金を稼いでいるのだとか。

アメリカのインフルエンサー事情

ある調査ではなんと回答した86%の9歳~40歳の回答者がスポンサーコンテンツをアップすると回答。54%が機会があえばインフルエンサーになりたいと。

それもそのはず。インスタグラムやTikTokのインフルエンサーが人気になればざっくざく稼げるのです。例えば

50,000 フォロワー~ 80,000 フォロワー集まると 1つ投稿する度に200ドル(2万円!)

10,000フォロワー~1,000,000フォロワーになると1つ投稿する度に670(6万7000円!)

最近超人気のTikTokインフルエンサーはその価値が評価され年間26億円稼ぐのだとか!!!

広告代を支払う会社側としても2021年インスタグラム、TikTokは外せないインフルエンサーマーケテイング市場なのです。

Photo by Liza Summer from Pexels

そもそもなぜ?インフルエンサーマーケテイングが流行っているのか

アメリカの現在の主要需要層はミレニアル層という25歳~40歳の消費者。

さてこのソーシャル時代に育った「とても経済効果に影響を及ぼす」ミレニアル層の特徴は

  1. 大手ブランドより「ストーリー」があるローカルブランド好き

例:貧しい家庭で育った移民女性が作るアイテム、父子が自宅のガレージで作るキャンドル、な亡くなったおばあちゃんのレシピで作った家族に伝わるレシピジャムどを好んで支持

  1. ただ見る広告より「体験」できる広告が好き

例:ただ現実離れしたきれいなモデルさんの肌に塗るファウンデーションより、自分と同じような一般的なインフルエンサーが朝塗って、お昼出かけて、帰宅してお化粧くずれなかった!という様子がわかる広告を好む

  1. 宣伝文句より「口コミ」重視

例:ブランドの売り文句には無反応だが、「口コミ」で「これイイ感じ!」「こんな人ならいいけど私には向かない」と実体験が書いてあるとそちらを参考にする。

  1. 一緒にスタートアップからブランドを作り上げるのが好き

例:会社を辞めて自分のやりたかったバッグブランドを立ち上げます!ブランドロゴはこんな感じがいいかな?今度のコレクションはどんなのがいいかな?というショップオーナーに意見を投げ、「一緒にブランドを成長させよう!」という感じが好き。

  1. 押し付けられるのを嫌い、自分の価値観を重視する

例:大企業ブランドが消費者一般向けに発表するキャンペーンメッセージには響かないが、自分がエコに気を使っていて、もしあるブランドが創業者のエコ理念に基づいてエコブランドを立ち上げたら少々値段が高くてもそっちを買う。

  1. 表面的よりもっと深いメッセージが響く

例:大好きだった亡くなったおばあちゃんのレシピをみんなにも食べてもらいたいとおもって売り始めたというジャム商品。ひいお爺さんが苦労してたてた木材会社が倒産したけれどその跡地を買い戻したところに建てたワークショップで作る皮商品などブランドメッセージ重視。

Photo by Cristian Rojas from Pexels

コロナでもっと深くなったインフルエンサーとの関係

もともと現在の主要消費者層をがっつりつかんでいたインフルエンサーマーケテイング

コロナでもっと加速、深くなりました。どういうことかというと。

もともと表面的な関係を好まない、深いところでのコネクションを好むミレニアル層はコロナで社会の中での「自分(達)の存在」を見つめなおし始め、支持するブランドにも同じような社会的意識や意見、存在価値を求め始めました。

また、人種運動や移民政策、男女平等運動、環境問題など自分たちの共感するゴールを支持するブランド、そしてコロナで打撃を受けた地元企業や中小ブランド支持を今まで以上に強化する傾向がみえてきました。

Photo by Melissa Askew on Unsplash

2021年以降のインフルエンサーマーケティング戦略は?

年々インフルエンサーマーケティングの中でも「お金儲けだけ目的のうわべだけのインフルエンサー」と「真実味のあるインフルエンサー」を見分けるようになった上級消費者。ランダムなわけのわからないインフルエンサーが1つ2つ投稿しただけでは商品は購入をしません。

また、コロナにより主要消費者のお財布のひもはかたくなりそもそもの消費が控えめに。

そこで2021年はこれまでフォローしてくれている消費者のブランドロイヤリティを逃さない為に会社側も「ロイヤルなインフルエンサー」と「ロイヤルな消費者」獲得に注力中。

一時的に人気のインフルエンサーを採用することによるマーケティングキャンペーンから、一定の支持を保持するロイヤリティ高いインフルエンサーを活用するアンバサダープログラムに軌道修正するなど工夫を始めています。

今回はアメリカのインフルエンサーマーケテイング市場の変化をご紹介しました。

Photo by Andrea Piacquadio from Pexels


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