これを読んで出発前準備でスムーズな渡航を
ありえない?アメリカ飛行機あるあるを知る事で出張や旅行に備えようこれから初めてアメリカ方面への海外旅行や出張という方には読んで頂きたいありえない?アメリカ飛行機あるある。日系航空会社ではありえない「大胆な」カスタマーサービスを経験するのも旅の醍醐味?と思えればよいですが、近年特に悪化しているアメリカ飛行機あるあるを知ることでちょっとした旅の心構えのヒントになればとご案内します。
ありえない?アメリカ飛行機あるある① 遅延
残念ながらこれは最近当たり前になってきました。3時間の遅延は日常茶飯事。
よって、最近はアメリカ国内での乗り継ぎがある場合は余裕をもって2~3時間の乗り継ぎ時間を確保しています。
アメリカ国内線は特に国土が広いからか前のフライトが遅れるとそこからどんどん遅延に・・・。そしてあまりに遅延が長すぎると当初のパイロットや乗務員が規定で帰ってしまって代りの乗務員待ちで更に遅延。
但し、出発前日に3時間遅延と分かっていても空港には当初の搭乗時間に合わせて空港へ向かってください。何故なら、3時間遅延がいきなり1時間遅延になったり、30分遅延になったり、定刻に戻ったりしますから。
★キーポイント★
航空会社のアプリをダウンロードして遅延情報チェック、モニターで最新 チェック。
遅延が分かっていても当初の定刻時間を予定して空港へ到着0.
https://www.flightaware.com/ などのサイトでフライト状況の確認もできます。
ありえない?アメリカ飛行機あるある② ゲート変更
さあ、よくアメリカの空港ではゲートの係員さんに向かって叫んだりしている人をよく見かけます。また、反対に「私たちだってよくわからないのよ!」と鬱憤たまって大声で反論するゲートの係員さん。といろんな人間ドラマが繰り広げられる空港のゲート。その中でも一番困るのが
ゲート変更。よくあります。遅延が多いということは、スケジュールが狂うのでゲート変更も多いということ。
以前、ジュ―ヨークのJFK空港でゲート変更があり、変更先を探したら徒歩10分の距離、気付いたら搭乗開始時間。という事もありました。(航空会社は搭乗時間ぎりぎりでゲート変更したって乗客の移動時間なんて関係なし)
搭乗ゲートの変更は日本でもあるとは思いますが、アメリカはざわざわした空港の中のアナウンスだけで係員さんが声かけをしてゲート変更をお知らせしてはくれません。飛行機を逃しても、ゲート変更を聞き逃した乗客の自己責任、という考え方。
★キーポイント★
搭乗券はあてにせず、航空会社アプリとゲート近くのモニターの2箇所でゲート番号チェック
聞き取りにくいが、アナウンスには要注意!周りの人がざわざわし始めたら要チェック。
ありえない?アメリカ飛行機あるある③ キャンセル多数
最近特にアメリカ国内では頻繁なキャンセル。
航空会社やゲート係員さんによってはテキパキと的確に代替えフライト手配など対応をしてくれますが、残念ながらほとんどの場合はそうではありません。「ここでは何もできませーん。コールセンターに問い合わせて下さ-い」で終わり。
旅行会社さん手配の場合で緊急の連絡先が用意されている場合はよいですが、オンラインなど自分で手配している場合は航空会社とのやり取りが生じとても面倒です。また、航空会社も「できる限り対応します」という姿勢・・・。
しかし朗報が!アメリカでは2024年10月28日以降、法律により国内では 3 時間以上、国際では 6 時間以上の出発(または到着)の遅延が生じた場合航空会社は自動的に、クレジットカードでの購入の場合は払い戻し期限から 7 営業日以内に、その他の支払い方法の場合は 20日以内に元の支払い方法への返金が義務付けられます。また、これ以外にも予約しているにも関わらず、オーバーブックで客室クラスを下げられたなどといった場合も払いもどし対象。
★キーポイント★
キャンセルになった場合、航空会社によって「宿泊バウチャーの提供」「交通費、食費の提供」を約束している場合が多いです。ゲート担当者はわからなくても規定で決まっていたなんて事は日常茶飯事にありますのでキャンセルになってしまった場合は自分のオプションをしっかり確認。
困った場合は航空会社の日本語サイトで「運送約款」ページなどを確認しましょう。参考にこちら
ありえない?アメリカ飛行機あるある④ 到着地変更
これまでにも2回ほど、最近もありました。到着地の変更。(ありえないようでよくあるあるです。)
私たちがいるラスベガスや近隣のロサンゼルスなどはフライトも超混雑の忙しい空港。そのせいか、よくあるのが、到着地の目の前まで来ているのに到着地の変更。これまでの私自身、家族、友人の例をあげてみました。
例1:ラスベガスに着陸したいが、風が強すぎるから近くの小さな空港へ着陸変更
(とは言われているものの、地上から見ているとどんどん他の飛行機がラスベガスに到着している・・・)
例2:エアフォース・ワン(大統領専用機)が離陸準備中です、民間機は着陸できないから他の空港へ行きまーす。
(ラスベガスは政治的に激戦区なので選挙前には大統領がよく来る、そしてその為によくいろいろ閉鎖される)
例3:ロサンゼルス空港がなぜか超混雑しているみたいで、旋回して待っている燃料が足りないからその燃料使って近所の他の空港に行きまーす。(アメリカには実は小さな空港がたくさん。旋回する時間を考えると他に行った方が効率的)
★キーポイント★
これはしょうがない。空中で決まる事ですから。しかし、大体こういった場合は同じフライトの人ほぼ全員当初の目的地に行きたいわけですから代替フライトを案内してくれます。
ありえない?アメリカ飛行機あるある⑤ 荷物紛失
これはアメリカのお家芸といったところでしょうか。
あまりにも飛行機に預ける荷物が紛失されるので「キャリーオントラべラー(手荷物のみの旅行)」が流行るほど。おかげで今度は搭乗順番が遅いと飛行機の中の棚がいっぱいで荷物を持って入れず、結局預けることになる人が続出。アメリカの航空会社では最近「お手荷物の棚確保」のチケットがでるほどに。
ちなみに、、、アメリカの格安航空会社では搭乗口でグランドスタッフさんに「その手荷物大きすぎ」と判断され、無理矢理超過料金を払わされることもしばしばあります。「手荷物サイチェック」のケースにちゃんと入ってサイズOKだと思っていても「だめ、超過料金払わないと飛行機にのせないわよ」という事件が多発。。。(複数の格安航空会社はグランドスタッフさんは超過料金徴収1件ごとなどでコミッションをもらえるそうで・・・)これもアメリカあるある。
★キーポイント★
エアタグを預け荷物に入れるひとが増えています。特に乗り継ぎがある便では、荷物が到着地に届かなかった場合に、自分の荷物がどこにあるかを確認できるだけでも時間の削減になります。(アメリカのニュースでもエアタグをお勧めしていました)
荷物を預ける際にもらう番号の半券!これは絶対無くさないように。
アメリカの航空会社の荷物の取り扱いはとてつもなく荒い。ので預ける前にスーツケースの写真をとっておきます。こうすると破損時のクレーム処理が楽々です。
ありえない?アメリカ飛行機あるある⑥ 客室乗務員さん
これも、残念ながら日常茶飯事。日本ではニュース沙汰になるような機内での乗客トラブルもよくあります。酒気帯び乗客による騒ぎもあれば、かわいそうに航空会社によるオーバーブックで乗車クラスを下げられた・・・という乗客によるクレーム騒動など。客室乗務員による全くの勘違いで「迷惑客」だと飛行機から降ろされた乗客も。
(今週もプロアメフト選手が間違いで迷惑客だと、家族の前で手錠をされて飛行機から降ろされる騒動が・・その後航空会社はごめんなさいと謝罪したとか。)
完璧に乗客が悪い場合はごもっとも。でもそれでない場合でもアメリカの客室乗務員さんの威力がすごい!
911同時テロ以後保安はそれまでにも増して敏感に。ちょっとでも客室乗務員さんが「あれ?この人フライト中問題を起こしそうだわ」と思うと「あなたはこの飛行機には乗せません」と搭乗拒否。警察が来て連れていかれます。
散々遅延でイライラしている乗客がいらっとした顔で客室乗務員に対応して「アウト!out !」と搭乗拒否をされたり、搭乗ゲート前のバーで一杯飲んで酔っ払ってはいないが顔が赤くなっていた乗客が「You need to get off おりなさい」と飛行機から降ろされたり・・・。いろいろ見かけます。
自己主張が大好きなアメリカンも客室乗務員さんの前では言いたいことは我慢。。
★キーポイント★
客室乗務員さんも人間ですから、いろいろな方がいらっしゃいますが、アメリカン客室乗務員さんは容赦なし。悪気がなくても言葉の壁のコミュニケーションミスで「アウト!」にならないように気をつけましょう。
アメリカでは飛行機に乗る際に客室乗務員さんにキャンディーやスタバのギフトカードを配って気を使う人もいます。
以上、「ありえない?アメリカ飛行機あるあるを知る事で出張や旅行に備えよう」をお伝えしました。日本ではありえない航空会社の対応やアメリカンカスタマーサービスは大胆!これを読んで出発前準備でスムーズな渡航を!