2024年4月に閉店。10月9日爆破解体
【2024年10月アップデート】
2024年10月9日午前2:30に爆破解体されます。爆破前には花火ショーとドローンのプレゼンテーションが行われます。約2,190ポンドの爆薬が使用され、爆破解体が開始されてから約22秒以内に崩壊するとのこと。
1957年オープンのトロピカーナ ラスベガスカジノ
1957年その華やかさから「ストリップのティファニー」と称され、輝かしくオープンしたトロピカーナラスベガスカジノ。その67年のオペレーションを終え、2024年4月2日をもって閉店しました。
トロピカーナのオーナーであるバリーズ社による発表によると、この4月2日は、トロピカーナラスベガスのオープン67周年記念日の数日前にあたるとのこと。(なんだか悲しいタイミング)
**update : 「トロピカーナ ラスベガスカジノ閉店後のホテル備品大セール開始!」もご覧くださいね。
「ストリップのティファニー」の輝かしい歴史
当時最高金額の1,500ドル(1ドル100円として約15億円)を費やしてオープンした注目のホテルだったトロピカーナラスベガス。オープン当時はストリップ屈指の高層ホテルで、館内の至るところにモザイクタイルやマホガニーを使ったパネルがが張り巡らされていたそう。そして当時としては珍しく、豪華にホテルの各部屋にはバルコニーがあった。現在も輝く有名デザイナーによる395 平方メートルに及ぶステンドグラスの天井は潰れる前には一度は見ておきたい豪華なもの。
夜のエンターテイメントもゴージャス。
サミー・デイヴィス・ジュニア、ルイ・アームストロングやグラディス・ナイトなどの一流スターがここでショーを開催、50年間というラスベガスショーでは一番長い開催記録を持つ「ショーガール」ショーなどもトロピカーナラスベガスの有名なエンターテイメント。
でもここ10年はちょっと廃れ気味・・・
モダンな他のカジノホテルに比べると古~い感じがして、、ホテル内のにおいもちょっと古い。
ホテル内のフードコートは大分前から閉鎖、カジノも人はぽろぽろ。テーブルゲームはなんと日によっては10時頃に閉まったりとだんだん過去の栄光は消え67年の老舗ラスベガスカジノは閉店を迎えました。
トロピカーナラスベガス跡地にはメジャーリーグ球場
リゾートのオーナー、バリーズ社によれば「再開発」と称されるこのトロピカーナラスベガスの閉鎖。
その跡地には、2028年シーズンからラスベガスを本拠地に移転するメジャーリーグ野球球団「オークランドアスレチックス」(おそらくラスベガス・アスレチックスに改名と予想)の本拠地球場が建設されます。
オークランドアスレチックスは現在の本拠地カリフォルニア州オークランド市か移転を決定。ネバダ州議会は2023年、15億ドル(約2,200億円)のスタジアム建設資金に3億8000万ドル(約550億円)の税金を投入することを承認。残りの10億ドル以上の資金は球団が調達する予定。
ちなみに、オークランドアスレチックスは2024年シーズン終わりでオークランド市との契約が切れるのでオークランド球場を去ることになっていますが・・ラスベガスの球場は2025年に建設開始。ということで3年間ほどお家がない状態に。
ラスベガスのサマリンというストリップから15分ほどの場所にすでに同球団の2軍が本拠地球場を構えているのでそこで3年ほど試合をするかと思いきや・・・新!ラスベガス・アスレチックスとしてのインパクトがあまりにも薄くてファン獲得に失敗するのをおそれて新球場が完成するまでは他の街で試合をする予定。(現在の候補地はお隣ユタ州ソルトレイクシティ、または現在のオークランドから近いカリフォルニア州サクラメントの球場)
67年の老舗トロピカーナホテル ラスベガス閉店へ
また新たにラスベガスにメジャースポーツが加わり、プロスポーツも勢揃い。ラスベガスもいよいよ「都市」として活気がわいてくる中、生き残れない古き良き老舗ラスベガスカジノは爆破解体によって新しいリゾート施設に生まれ変わる。ちょっとビタースイート(悲喜こもごも?)な67年の老舗トロピカーナホテル ラスベガス閉店についておつたえしました。
閉店前に今度ちょこっと覗いてみようかなと思います。
またその際には最後のトロピカーナラスベガスの様子をお伝えします。
【2024年10月アップデート】
2024年10月9日午前2:30に爆破解体されます。爆破前には花火ショーとドローンのプレゼンテーションが行われます。約2,190ポンドの爆薬が使用され、爆破解体が開始されてから約22秒以内に崩壊するとのこと。
爆破解体前の10月5日の様子はこんな感じ