「CES 2023」ラスベガスに集まった世界からのベンチャーとスタートアップ企業製品たち!をCESラスベガス 2023 現場レポート形式でご紹介。
CES(シーイーエス「セス」ともよばれています)とは、毎年1月にラスベガスで開催される世界最大の消費者電子機器の展示会。電子機器というとピンとこないですが、空飛ぶ車からペット用スマート首輪までいろんな最新製品がお披露目されます。
毎年このCESに訪れる来訪客でラスベガスは賑わいます。2022年は参加者激減とコロナの影響もありましたが、今年は展示企業2,200社、来訪者100,000人という大盛況。世界から多くの来訪者が集まりました。会場を歩いると多くの日本語、韓国語が聞こえ、アジアからも多くの来訪者がラスベガスにもどってきていました!
メイン会場でもあるコンベンションセンターで披露される大企業の発表製品についてはウェブやテレビでも紹介されているので、今回は私のお気に入りCES第2会場とスタートアップ企業、世界各国からの企業が集まるEUREKA Park (ユリカパーク)からCESの様子をレポートします。
CESラスベガス 2023 現場レポート
CES(セス)ラスベガス第2会場(サンズコンベンションセンター)
こちらにはヘルステック、ベビーテック、エド(エデュケーション・教育)テックなどの製品が展示されています。以前は多かったウェアラブルIoTが激減。今回はスポーツ、ヘルステック、ビューティーテック製品が目立ちました。また、ペットテックも増加傾向にある様子です。ちょと残念だったのがアマゾン。ブースとは別に自社会場を設けていつも最新テックを披露するのですが、今年は斬新なものはなく・・・入場する際にバッジをスキャンされてはいるもみんなさらっとあるいて出ていく人が多かったですーアマゾン来年はなにか斬新なものみせてほしいな。
さて、第2会場ともいわれるこのサンズ会場にはこんな商品が展示されていました!
Eバイク
とにかくそこら中に展示されていたのがEバイク。日本では昔からありますが、アメリカでは最近人気。車を使わないエコ志向の表れでしょうか。今年はとくにこのEバイクを展示するブースが複数あり、目立ちました。
invoxia社のペットトラッカー
フランスの会社、スマート首輪でペットの居場所トラッキングとヘルスチェックを可能にします。アメリカドルで149ドル。現在わんちゃんモニター募集中だそうです。
Whisker 社のリッターロボット
ワンちゃんだけじゃない、ペットテックにはネコちゃん用ロボットリッターボックスもあります。これは既に流通していて一台約500~1,000ドルほど。そういえば、3年前このCESで注目をあつめたネコちゃん洗濯機。。。今年は出展ありませんでした。
場所に余裕があるおうちならよいですが、結構かさばりますね。
10minds社 のMotion Pillow
これはヘルステックなのか、「別居防止」アイテムなのか。韓国の10minds社のいびき防止動く枕。センサーでいびきを察知(しかも、AIである人のいびきを聞き分けることも可能)すると枕の中に入っているエアクッションが膨らみ、やんわりと頭を傾けてくれます。
YOKAIエクスプレス(ラーメン自販機)
これは日本の大企業さんに導入も進んでいるそうですがラーメン自販機。これなら前からあるなと思いつつ、話をきいてみると。「フレッシュ」なラーメンが45秒でできるのだとか。
一度設置すると近郊の代理店さんがメンテ、材料を入れ替えしてくれるのでラーメンだけでなく、パスタ、うどん、丼もの、デザートなどもつくることができるのだとか。
アメリカでも大人気のラーメン。会社にあるといいですね。でもタイミング合わず試食できず。。。
CES(セス)会場の好例「休憩所」とも化す高級マッサージチェアブース
毎年製品を「お試し」にきているのかただ歩き疲れて「休憩」しているのかわからないのが高級マッサージチェア。日本デザインのチェアもありました。会場して1時間もたっていなかったからかまだ休憩している人はいませんでしたが、、これお昼過ぎになると並ぶんです。
スタートアップ、各国企業が大集結EUREKA Park
私が毎年楽しみにしているのがユリカパーク!サンズコンベンション会場の地下にある会場なのですが、毎年かなりの大盛り上がり。各国パビリオンも中にあるので世界各国からの最新テックが大ぞろいです。ここをまわるだけでも1日かかります。
特に嬉しかったのがいつもは地下会場の奥の方にあるJETROさん主催の日本企業が集まる「ジャパンパビリオン」が今年はどーん!と大きく、明るい会場で大盛況だったこと。そして今年は追加で「ジャパンテック」という複数社が集まるブースとジャパンテックが2箇所にあったことです。
CES(セス)で日本に注目JETROさんのジャパンパビリオン
「JAPAN」とかかれた入り口の看板を囲む36社の展示エリア。訪れたお客さんはぐるっとブースを囲むようにまわり、すべての展示企業を逃さず回れる効果的なレイアウト。定期的に日本からこられたダンサーさんがブースの真ん中でダンスを披露する楽しいブース(参加者もダンスを!と誘われるのですが、お客さんのノリがいまいち・・・みんな歩き疲れている感じでした)。
多くの企業さんがぐるっとブースを囲みます。このレイアウトは見こぼしもなく大成功
定期的にダンスパフォーマンスを披露。
その他の各国パビリオンはこんな感じ。各国ともにお国カラーでカラフルでした!
イタリアパビリオン
さすがイタリア、食べ物ののいたみをにおいでかき分けるスマートノーズのような商品もあり、エスプレッソロボットなんかもありました。
韓国パビリオン
韓国はこの他にも2か所韓国ブースがあったり、一般フロアにも複数ブースあり。どこにいっても韓国語が聞こえるほど大人数での参加。勢いを感じました。このスタートアップエリアと別会場合わせて約550社が出展。
台湾パビリオン
中国の展示にはコンピューター部品系が多いのに対し、台湾は分析、ソフトウェア系が多かったです。
中国パビリオン
やはりハードウェア展示が多い中国パビリオン。コロナの影響か、訪問者の数は少なかったように感じます。
スイスパビリオン
スイスもソフトウェア、分析系が多い。24社が集まりました。赤と白ではなくてあえてこの派手なピンクにしたのが正解。スイステックはひときわ目立っていました。
フランスパビリオン
フランスは毎年展示者多数。200社以上が出展。フードテックからオート(自動車)テックまで様々な会社が集結
オランダパビリオン
約70社が出展したオランダパビリオンはサステナビリティ(エコ)、ヘルステックが多く出展。
以上!大盛況のCES2023からレポートしました。
来年2024年もCESは1月9日~12日ラスベガスで開催です!世界から一挙に最新テクノロジ―があつまる祭典。
是非ご参加ください!
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