今回はカジノ業界最大の展示会G2Eについてご紹介します。
G2EとはGlobal Gaming Expo (グローバルゲーミングエキスポの略)というカジノ業界関係者用の展示会で毎年10月にラスベガスで開催されています。
毎年10月前半、2022年は10月10から13日(展示会場はその内3日間)に渡って開催。その期間中、カジノ業界のアワードセレモニーやセミナー、展示会が開催され、世界100カ国以上から約25,000人のカジノ業界人が集まります。
2020年は中止、2021年はコロナの影響でひと足は少なかったのですが2022年の今年はコロナ前同様大盛り上がりでした。
ラスベガスカジノ業界展示会「G2E」レポート
G2Eのみどころ
G2Eのみどころはなんといっても展示会場です。世界からカジノ関係者が集結するとありこの年に一度の展示会では各社「新商品」を披露します。スロットマシン、テーブルゲーム、オンラインカジノ、スポーツブックシステム、スロットマシンの営業データ分析システム。
この他、カジノ用キオスク、カジノスロットマシン専用の椅子メーカーやカード、チップメーカーまでカジノフロアのあらゆる製品が展示されます。
スロットマシン
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニアと世界のカジノ市場に共有されているスロットマシン、テーブルゲームが一番大きな割合を占めて展示場のフロアを飾ります。スロットマシン(および管理システム)製造企業のビッグフォーは下記写真の企業。毎年このG2Eで新しいテーマのスロットマシンや新しいテクノロジーを披露。展示される新しいゲーム機はその後約1~2年程でカジノに登場します。
近年では各社の「スパイ」行為を防ぐため、ブースに立ち寄る際には名前チェックがあり、競合とみなされる場合はブースに立ち入ることができません。
また、最新のテクノロジーを採用していて、まだ公にしたくない場合は「別室」が用意されていて、限られた顧客のみ中に入って見学することができます。
Light & Wonder(旧サイエンティフィックゲームズ)社
IGT(インターナショナルゲームテクノロジー)社
Aristocrat(アリストクラト)社
Konami(日本のコナミさんです)社
テーブルゲーム
従来のディーラーが対応するテーブルゲームから進化した電子テーブルゲームが並びます。大きなディスプレイにアニメーションのディーラーが写り、そのディスプレイを囲むように電子テーブルゲームが並びます。
テーブルゲームは比較的アジアのカジノで人気があり、ラスベガスカジノでもアジアからのお客さんがいつも楽しそうに遊んでいます。
同時にテーブルゲームでの「いかさま」防止ソリューションなども展示されています。例えば高性能カメラでカードの動きを察知、そのゲームの流れを監視「カードカウンティング」などのカジノでは禁止されている行為などを検知します。
こちらはテーブルゲーム機で有名なInterblockインターブロック社。近年はいつも名前リスト、予約制で入場となっています。(入りにくい)
壁で中に入るまで何も見えません・・・。
スロットアナリティクス
カジノ内の利益率を上げるため、カジノフロア内でのデータ分析は必要不可欠。
顧客のヒートマップ、投入金額や連続プレイ時間、ロイヤリティプログラムメンバーかどうかなどなど、様々な角度からカジノフロアを分析する「スロットアナリティクス」。
カジノのフロアはカジノマネジメントシステムと言われるカジノ用基幹システムによって管理されており、その中には膨大なビジネスデータが潜んでいます。
それをカジノ運営側にわかりやすく分析してレポーティングするのがスロットアナリティクスソフトウェアの役目。折角の膨大なデータ、同時に不正防止やマネーロンダリングなどの犯罪防止対策にも役立てられています。
日本のスロットマシン製造企業
上のコナミさん以外にも日本のスロットマシン製造企業さんがあります。
こちらはアルゼさん。他と違ってユニークな展示が日本のユーフォ―キャッチャーを取り入れたゲーム。
みなさん楽しそうに試していました。
ユーフォ―キャッチャ―取り入れたゲーム
こちらはセガサミーさん。アメリカではセガサミークリエイションという名前でアメリカカジノ市場用にスロットマシンを製造されています。
毎年とても華やかなG2E!カジノゲーミング業界最大の祭典です。
来年も同じラスベガスの会場で2023年10月9日~12日開催されますので
日本IRカジノリゾートにご興味のある企業様は是非!ご参加ください。
プリズムソリューションズではカジノゲーミング業界についてご紹介しながらの現地視察サポートも行っております。是非こちらのページ下コンタクトフォームからお問い合わせください。