CES2026 最新情報:日本企業担当者向け参加ガイド【概要編】
- Prism ラスベガス
- 6 days ago
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Updated: 2 hours ago
CES(Consumer Electronics Show)は毎年1月にラスベガスで開催される世界最大級のエレクトロニクス展示会です。2026年も多くの革新的な技術と製品が紹介される予定で、日本企業にとって絶好のビジネスチャンスです。
去年に続き、この記事では、CES 2026に参加を検討中の日本企業担当者向けにCESの日程、参加料などについてCES 2026の概要をお伝えします。今後準備が進むにつれより詳しい現地からの最新情報をお伝えしますのでお見逃しなく。
弊社はラスベガスに所在する企業で毎年CESに参加しており、参加者としてよくご質問を頂くので少しでも日本企業担当者さんのお役に立てればとご案内をしています。CESや登録に関するご質問はCESに直接お問い合わせください。
1. CES 2026の概要
■開催日程:2026年1月4日(火)~9日(金)
1月4、5日はメディア向けイベント、展示会は6日~9日開催で、初日6日は10AM開幕です。
■開催場所:ラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)、ベネチアンエキスポ、ウエストゲート他
■公式サイト:CES 2026 公式サイト
CESは日本では「セス」と呼ばれることが多いですが、英語では「CES シー・イー・エス」と呼ばれます。
CESは、家電見本市ともいわれてきましたが、今や「家電」だけではなくスマートホーム、IoTヘルスケア、生成AIソリューションなど幅広い分野の最新技術が集まる世界最大の展示会です。

2. 登録(レジストレーション)と参加パス料金情報
登録(レジストレーション)方法
参加登録は公式サイトからオンラインで行います。
こちらにスクリーンショット付きご説明するCES2026参加レジストレーション方法ガイドあります。
参加資格
CES®は18歳以上で、コンシューマーテクノロジー業界に所属する関係者のみが参加できるトレードショー(業界限定イベント)。一般の方は参加不可です。下記3つのカテゴリーの関係者であれば参加可能です。ほとんどの方が①の業界参加者にあたるかと思います。もし、自社がCESに出展されている場合、出展社用パスが用意されますので①で登録せずに、パス取得が可能になりますので社内で確認を。
① Industry Attendee(業界参加者)
メディア関係者でも出展者スタッフでもない、業界関係者。
Exhibits Plus PassまたはDeluxe Conference Passから選択。登録には業界所属を証明する書類が必須です。
② Media(メディア関係者)
報道関係者として参加する場合は、報道実績や関連証明が必要。
③ Exhibitor Personnel(出展者関係者)
出展企業の社員やスタッフ。出展企業を通じて登録が行われます。
登録要件:① 業界参加者(Industry Attendee)の場合
ほとんどの方が①の業界参加者にあたるかと思います。その場合、レジストレーションには下記のような証明書類が求められますので早めにご準備をおすすめします。
業界所属(Business)と雇用証明(Employment)、それぞれから1点ずつの提出が必要です。
業界所属を証明する書類(Business – いずれか1点)
企業公式ウェブサイト(完成済みで公開されているもの)
最近のインボイス(価格情報は任意で削除可/手書き・過去分・未払い請求書は不可)
営業許可証、再販証明書、販売許可証(Tax IDやEINは不可)
会社の登記証明(コピーの英訳提出)
雇用証明書類(Employment – いずれか1点)
LinkedInのアクティブなプロフィール
名刺、社員証、会社IDカード(スクリーンショットやデザイン案は不可、実際の名刺の写真)
最近の給与明細(過去14日以内、自動発行システムのみ/個人情報は黒塗り必須)
雇用証明レター(会社レターヘッド、人事またはCEO署名入り)
メディア記事(過去9か月以内、氏名と会社名が記載されているもの)
社員名簿への公式リンク(公開されているもののみ/パスワード保護や工事中サイトは不可)
会社のウェブサイトと名刺でOKなので、そんなに困る事はないかと思いますが、もし何か質問があれば
CESへ直接お問い合わせしてご確認ください。
パス(バッジ)料金(2026年版)
Exhibits Plus Pass(一般展示パス)
早期割引(アメリカ時間 2025年12月1日まで): $149
通常料金(アメリカ時間12月2日以降): $350
Deluxe Conference Pass(デラックス・カンファレンスパス)
早期割引(アメリカ時間 2025年12月1日まで): $1,400
通常料金(アメリカ時間12月2日以降): $1,700
一般参加者の方は展示会を回る「Exhibits Plus Pass(一般展示パス)」で十分だと思います。
特定の教育セッションやカンファレンスに参加する必要がある場合のみ、デラックスパスのご検討をお進めします。
パス(バッジ)の受け取りは現地で行います。ラスベガスの空港到着エリア、主要ホテルにもバッジ受け取り場所がありますのでそちらで登録QRコードとパスポートをみせて受け取ります。

3. 宿泊と交通手段
航空券やホテルの手配は早め、早めに。どうしても渡航が決定できないという場合でも11月末までには手配を
すませておくことをお勧めします。
宿泊先ホテル
CES会場は空港から車で10~15分のカジノ街「通称 ストリップ」沿いにありますので、できればストリップ沿いのホテルを宿泊先に選ばれるといろいろ便利です。
ラスベガスのホテル、通常時はアメリカ大都市に比べて値段も比較的安価ですが、CES期間中は予約が混雑するため、早めの予約が必要です。公式サイトには提携ホテルのリストが掲載されていますが、それ以外のホテルも幅広く検討をお勧めします。
また、ラスベガスエリアのホテルには宿泊代に加え1泊につき35~40ドルほどの「リゾートフィー」が加算されますので予算見積もりの際はおきをつてください。多くの場合宿泊者がチェックイン時に宿泊数分のフィーを当日支払いをしなければなりません。
こちらにCES公式契約ホテルの予約サイトもありますので値段比べにご確認をおすすめします。
また、CESに便利な宿泊先についてはこちらで詳しくご案内しています。

交通手段
普段は日本からラスベガスまでの直行便の運航はありませんが、CES時期だけ臨時便が出ます。2026年もアメリカン航空から1月3日~12日までの間、成田ラスベガス間で毎日一便の臨時便が就航する予定だそうです。
普段ならロサンゼルス、サンフランシスコ乗り継ぎで不便なのでこのチャンスに直行便でいらっしゃってください!
CES会期中は多くのホテルから会場までCES無料シャトルバスも運行していますし、移動はウーバーなどのライドシェアで十分できるのでレンタカーなどは必要ありません。
4.スケジュール感
メディア以外の方は1月6日~9日の展示会を目的にいらっしゃると思います。せっかくラスベガまでいらっしゃったので周辺視察を兼ねて下記のようなスケジュール感でいらっしゃると体調管理もできて良いかなと思います。
1月 4日(日)ラスベガス到着(大体お昼の時間到着便)
1月 5日(月)自由行動
1月6日(火)CES会場
1月 7日(水)CES会場
1月 8日(木)CES会場
1月 9日(金)CES会場予備/自由行動
1月10日(土)帰路
5.CES2026 予算感
(1ドル150円での概算です。ざっくりとした目安にご参考にしてください。)
✈️ フライト(日本 ↔ ラスベガス)
エコノミークラス:15〜25万円(往復)
🏨 ホテル(6泊分)
ストリップ沿いカジノホテル(リゾートフィー込)
1泊 $300〜500 → 約45,000〜75,000円
6泊合計:約27万〜45万円
🎫 CES参加レジストレーション費用
Exhibits Plus Pass(早割):$149 → 約22,350円(1枚)
🚕 交通費(空港〜ホテル、会場移動など)
ウーバー、モノレールなど交通費合計$150~200
6日分合計:約2.3万〜3万円
🍽 食費・雑費
1日あたり:$50〜100 → 約7,500〜15,000円
6日分合計:約4.5万〜9万円
🎭 エンターテイメント
ショー・観光など:$300〜600
合計約45,000〜90,000円
大まかなくくりで計算しましたが、大体 合計 約55.5万〜93.2万円 ほどの予算感です。

まとめ
CES 2026は1月にラスベガスで開催される世界最大級のエレクトロニクス展示会で、日本企業にとって大きなビジネスチャンス、ネットワーキングとなる場です。その場の交渉というよりは世界から集まるテクノロジーを視察し、市場の動向を察知、そして会場で出会った業界関係者と今後につながるネットワーキングをするという場です。
円安でコストがかさみますが、その分有意義な視察にしてください!
今回の「CES2026 最新情報:日本企業担当者向け参加ガイド【概要編】」ではCES参加を検討中の日本企業担当者さんに向けて概要と準備のポイントをご紹介しました。今後も現地から最新情報を発信していきますので、CES参加準備にぜひお役立てください。
