初めてでも安心!アメリカ・ラスベガスでバーを楽しむ初心者さん用ガイド
- Prism ラスベガス
- 3 days ago
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Updated: 2 days ago
観光でも、出張のお仕事終わりに、ちょっとバーでアルコールドリンクを頂きたいなということは多々あると思います。しかし、そこに立ちはだかるのは「早口な英語」と「慣れない慣習」。ということで、今回はおすすめのお店をご紹介する前にまず、初めてでも安心!アメリカ・ラスベガスでバーを楽しむ初心者さん用ガイドをご用意しました。ラスベガスには華やかなレストランのバーやカクテルラウンジ、エネルギッシュなカジュアルバーなど楽しめる場所の宝庫。せっかくのラスベガスでのお酒もちょっと楽しんでみてください。
年齢確認は必須(お酒は21歳から)
アメリカでは21歳未満は法律で飲酒禁止です。
バーに入るときやお酒を頼む最には「ID(身分証明書)」を求められますので速やかに提示。
カジノもお酒も21歳以上。30歳でも50歳でもIDなしだと入れないので必ず持参してください。
ウェイトレスさん、バーテンダーさん、バーの入り口に立っているセキュリテイーさんらに「Can I see your ID?」と聞かれるのでさっとお見せしましょう。
バーの種類
カジノホテル内でいうと3つパターンがあります。どこでも気軽に入って楽しめます。
スペシャルコンサートなどのイベントが開催されていたりしない限りカバーチャージ(座席チャージ)などはありませんので安心して入店してください。
カウンターバー
ラスベガスカジノ内では多くのバーカウンターにビデオポーカーなどのゲームが設置されていて、ゲームをしながらお酒を楽しむシステムになっています。どこでも好きな場所に腰掛けると、バーテンダーさんが「Hi 」と声をかけて注文を聞いてくれます。カジノ内に大体3箇所ほどこういったカウンターバーがあります。
ゲーム機が設置されている場所は基本的にゲームをする方が優先なので、ゲームをしない場合はゲーム機の設置がない場所に座るか、カウンター以外の椅子に座ります。カウンター以外の場合はカクテルウエイトレスさんがまわってきて注文を聞いてくれます。
自身でどこでも好きなところに座ってOK、一杯なら立ち飲みもOK
「居酒屋」なカウンター感覚のベーシックな飲み物の提供。ビール、ワイン、カクテル、ソーダなど
メニューはなし。後述のベーシックなドリンクを予めきめておきます。


ラウンジ型バー
カクテルラウンジです。ゆったりと座ってドリンクを楽しむバーです。入り口にホスト/ホステスさん(アメリカではテーブルへ案内してくれる入り口の受付スタッフのことです。)がいることが多く、席へ案内してくれます。スペシャルカクテルやずらっとならぶバーボンやウイスキーなどカクテルバーならでは銘柄も豊富です。カジノ内に1~2カ所カクテルラウンジがあります。
入り口で案内してもらうスタイル
「ホテルの上のラウンジバー」な感覚。手の込んだカクテルなども作ってもらえる。
お店スペシャルのカクテルやウイスキーリストなどメニューがあります。


レストラン内のバー
アメリカのレストランの多くはバーが併設されています。レストランでの待ち時間にちょっと一杯、ドリンクだけを楽しみに立ち寄ったり、バーカウンターで食事をするのもOK。レストランで食事をしなくてもバーだけでも利用できます。ほとんどのレストランにバーが併設されています。
レストランの入り口でホスト/ホステスさんに「Bar」と伝えるとご自分でどのぞと中へ入れてくれます。
ほとんどがカウンターバーのような感覚なので自身で空いている席に座るとバ―テンダーさんが注文を聞入れくれます。カジュアルなレストランから高級ステーキハウスまでレストランによって中にあるバーも様々ですが、高級になるほどバーテンダーさんも手の込んだカクテルも作ってくれます。
大抵レストランと同じドリンクメニューがあります。

アメリカ・ラスベガスでバーを楽しむ初心者さん用ガイド
オーダー方法と流れ
これはどのスタイルのバーでも同じプロセス。
① 着席すると「Hi ! what can I get you」(Hi 何にしますか?)とすぐに注文を聞きに来てくれます。
まずは笑顔で「Hi」と挨拶を返す。そして
決まっているならオーダー
決まっていないなら「menu please」でメニューをもらう。
決まっていないなら「I need a minute please 」ちょっと時間くださいと伝える。
② 好きなドリンクをオーダーすると「would you like to keep a tab open? 」「Do you want to start a tab?」と聞かれます。これは1杯きりでお会計予定か、付けで最後にまとめて支払う予定か?ということ。
一杯きりなら「No」最後にまとめてお会計するなら「Yes」で回答。
「Yes」-付けにしておく場合
その場でクレジットカードをくださいといわれ、一旦カードをきられる(最後お会計後にチャージ)。
もしくは自分の前のコップにオーダーする度に伝票をいれてくれ、最後に合計してくれる。
もしくは何も聞かれず、最後にお会計してくれる(ステーキハウスなど高級店がこのスタイル)。
「No」- 付けにはせず一杯きりで払う予定の場合
その場で伝票を持ってきてくれてお会計を済ます。
ここでラスベガスあるあるはカウンターバーなどでバーテンダーさんがノリノリでドリンクは「Do you want to make it a Double ? (ダブルにするか?)」とよく聞かれます。お酒の量倍増のことです。ご希望でない限りNoで回答でOKです。特にダウンタウンエリアにあるフリーモントストリートではこの「倍」は2~3倍くらいお酒を入れるのが売りになっていて・・・入れすぎて逆に美味しくなくなって飲めないなんてこともあります。
③ 上記で「Yes」ー付けにしる場合で、追加でオーダーをすると
何も言わずにオーダーをとってドリンクを持ってきてくれる。
もしくは、「name on the tab?(付けの名前は?)」ときいて付けに追加してくれる。よっぽど大賑わいではない限り、大体顔を覚えてくれているので何も言わずに伝票に追加してくれます。
④ ドリンクが到着。その後、お会計をしたい場合は
レストランと同じく「Check please (チェックプリーズ)」で伝票を持ってきてもらう。
②でtabオープン(付け)にしていた場合はこれまでの合計の伝票を持ってきてくれるので詳細をチェック。
コップの中に伝票がある場合はコップにクレジットカードを入れておくと勝手にお会計をしてくれます。
チップの目安
バーテンダーさんへのチップも、カクテルウエイトレスさんのチップも合計の約20%が相場です。
ビールを一杯だけグイっと楽しむ場合は1杯2ドルほどでOK。
チップで稼いでいるバーテンダーさんやウエイトレスさんはグラスが空になりそうになるとさっと「Would you like another one (もう一杯いかがですか)」?と聞いてくれたり、特にカクテルなどのミックスドリンクを作ってくれた場合は期待通りの味か「How is your drink (ドリンクのお味はいかがですか?)」と確認してくれたり手厚いサービスで対応してくれます。

それぞれのバーで楽しめるドリンク
アメリカで一般的によくオーダーされていて、スムーズに頼めるドリンクの種類がいくつかあります。カクテルラウンジなどで、運よくこだわりのミクソロジストさんなどに当たるとは細やかなオーダーもいろいろ聞いてくれて頑張って希望のドリンクを作ってくれたりしますが、多くの場合は一般的なドリンクをさっと頼むのがスムーズに楽しむコツです。それでは下記に大体どこへいってもある、一般的なドリンクをリストします。
ビールの銘柄
せかされて困ったらとりあえず下記のMiller(ミラーライト)、BudLight (バドライト)を頼めばOK。
ミラーライトがキリン、バドライトがアサヒといった感じです。大体どこのバーでも下記のビールがあります。
■ 生ビール(大体5~10種類ほどの種類あり、下記の写真のように並んでいます)を頼むと「16 or 20(ozオンス 発音は「アウンス」)?」と聞かれます。生中くらいの大きさなら「16 please」でOK。アメリカのバーは冷えたジョッキを用意していないので、すぐにビールがなまぬるくなります・・。
地元ビールもあるので「What kind of beer is it ? (何の種類のビール?(ラガーなのか、IPAなのか)」とビールの種類を確認したり、そんなに忙しそうでなければ「can I taste it?」でちょっとビールを味見をさせてもらってもOK。大抵気持ちよく小さなお試しグラスにビールを注いでくれます。
Miller Light (ラガー):ミラーライト
Bud Light (ラガー) :バドライト
Michelob Ultra(ラガー): ミコロブ・ウルトラ
Coors Light (ラガー):クアーズ・ライト
Stella Artois(ベルギー・ピルスナー):ステラ
Corona (メキシコ・ラガー):コロナ
Modelo (メキシコ・ラガ-):モデロ
Guiness(ギネス):ギネス
他地元ビールなどが2~3生ビールサーバーにあります。

ワインの銘柄
ワイン好きの方はレストランバーの利用をお勧めします。カジノ内のカウンターバーやカクテルラウンジなどでは限られた「ハウスワイン(万人受けするちょっと安いワイン)」などしか用意がないので美味しいワインを楽しみたい方はワインリストがあるステーキハウス内のバーなどがおすすめ。
ハウスワインでもいいよ。という場合一般的なバーで頼めるのは下記です。
Cabernet Sauvignon カベルネ・ソーヴィニヨン
Red Blends レッドブレンド
Chardonay シャルドネ
Sauvignon Blanc ソーヴィニヨン・ブラン
カクテルの種類
カクテルラウンジは別として、一般的にどこでもたのめるカクテルはこちら。
アメリカでは一部のドリンクを除いて日本のようにカクテル名(例:スクリュー・ドライバー)などで頼むことがなく、名前で頼んでも「それは何?」と聞かれてしまうこともあります。下記のようにベースのお酒+ミックスするものという感じで伝えます。
■基本のベースはこの5種類:ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー/バーボン
マティーニ!と頼んでも「Which one ? (銘柄は?)」など聞かれますが、わからなければ「Bartender’s choice (おまかせ)」もしくは「House (ハウス銘柄で=自ずと一番安価なものになります)」と任せてしまってOKです。
*注意はウイスキー/バーボン/スコッチはお値段がかなりピンキリなのでできればお値段が分かっているものや下記のリストにあるような一般的なものからオーダーをお勧めです。大体バーのお酒の並びからは下の段から上の段へ向かってお値段が上がっていきますので一番上の段からいきなり頼むとちょっとお値段を確認したほうが良いです。
カクテルメニューがある場合大抵この5種類のベースを使用した「Signature Cocktailsもしくは House Cocktails(お店のスペシャルカクテル)」があります。何を頼んだらいいのかわからない場合はこちらから選んでみてください。下記の写真を拡大するとメニューのサンプルが確認できます。ちなみに写真は郊外のカジノなのでストリップエリアより平均的に2ドルほど安めの設定です。

ジンベース
Gin and Tonic : ジン・アンド・トニック
Negroni : ネグローニ
Martini : マティーニ
マティーニの場合は作り方をいろいろ聞かれるので Gin Martini, Shaken, Dry, with Olives などお好みのの見方があれば予め決めておくと◎。わからない場合は「Classic Martini(クラッシック)」と頼むと勝手に作ってくれます。
ウォッカベース
Vodka and Soda:ヴォッカ・アンド・ソーダ
Vodka and Cranberry :ヴォッカ・アンド・クランベリー
Cosmopolitan :コスモポリタン
Bloody Mary : ブラディー・メアリー
Vodka Martini : ヴォッカ・マティーニ
ラムベース
Rum and Coke :ラム・アンド・コーク
Mojito : モヒート
テキーラ
Margarita : マルガリータ
Tequila Sunrise : テキーラ・サンライズ
ウイスキー
Old Fashioned :オールドファッションド
Neat / On the Rock : ニート/オン・ザ・ロック

ウイスキー/バーボン/スコッチなどの種類
こちらもカクテルラウンジやウイスキーラウンジに行けば山ほど種類が揃っていますが、カジュアルなバーからレストランバーまでどこでも大体あるのは下記です。
ちなみに、安価ではないものに関してはメニューをもらって値段を確認するのがベターです。特に日本のウイスキーは人気であることと、価格高騰でびっくりするお値段になっています。お値段は大体下の段に並んでいるボトルから上の段へ並ぶボトルへ向かって値段が上がって行きます。
こちらは日本と同じようにニート、オンザロックと指定で頼みます。
バーボン
Jim Beam
Maker’s Mark
Buffalo Trace
Woodford Reserve
ウイスキー
Jack Daniel’s
Bulleit Rye
Jameson
Bushmills
Crown Royal
スコッチ
Johnnie Walker
Chivas Regal
Glenlivet
Macallan
初めてでも安心にお試しできるのは
レストランバーか、カクテルラウンジです。
スポーツバーやカウンタバーは結構混雑していることが多く、ワイワイしすぎてバーテンダーさんもお客さんもお互い叫んで注文のやり取りをしていたり、初めての場合ちはちょっと注文しづらいという場合もあります。
一方、レストランバーやカクテルラウンジだと必ず目で確認して、必要なら翻訳してメニューを確認できますし、ゆっくり注文をできます。またバーテンダーさんよりも時間に余裕があるのでウェイトレスさんも辛抱強い(笑)。
まとめ
以上、今回は初めてでも安心!アメリカ・ラスベガスでバーを楽しむ初心者さん用ガイドをお届けしました。
ワイワイしていて楽しそうなスポーツバーや美味しそうなドリンクが並ぶカクテルバーなど入ってみたいけれど言語バリアもありちょっと・・と思っていた方もいらっしゃるでしょう。バーでイライラされて、せかされて結局同じビールしか頼めなかったというエピソードも聞いたことがあります。
そんな時、こちらのガイドにちょこっと目を通して、せっかくラスベガスに来られたのであれば地元ビールからラスベガス風スペシャルカクテルなどなど楽しんでみてください。お酒はほどほどに。