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  • Writer's picturePrism ラスベガス

シリコンバレーの特殊なビジネス環境

Updated: Oct 16, 2023

シリコンバレーと言えばイノベーションの最先端!というイメージですが、最近のシリコンバレー銀行破綻や大手テック企業による大量レイオフ(解雇)のニュースで一体シリコンバレーがどうなってるの?と思いますよね。

そこで今回はシリコンバレーの良いところ、悪いところ含めその特殊なシリコンバレー村をとりまく環境についてお届けします。


2023年のシリコンバレーとはどんなところ?


シリコンバレーは主にソフトウェアテクノロジー業界が密集するアメリカ屈指のテック産業集積地。シリコンバレーという名前の由来となったマイクロチップ、ITハードウェア製造企業達インテル(Intel)やAMD、アイ・ビー・エム(IBM)、シスコ(Cisco)、アドビ(Adobe)、2000年以降のシリコンバレーの成長を担ってきたアップル(Apple)、アルファベット(Alphabet)、メタ(Meta)、ズーム(Zoom)と有名テクノロジー企業が名を連ねます。

エンターテイメント系テクノロジーが集まる南カリフォルニア州サンタモニカの通称「シリコンビーチ」やメディカル、バイオ科学が多く集まるコロラド州デンバー近郊の「シリコンマウンテン」など全米にテクノロジーハブはできるものの、やはりアメリカの最新テクノロジーの発信地であるシリコンバレーはその誕生から約50年経つ今も揺るぎない存在感で次のユニコーンを目指す多くのスタートアップテクノロジー企業が集まります。


シリコンバレーの特殊なビジネス環境


シリコンバレーにはテクノロジーイノベーション力を入れ、多くのテック人材を輩出するスタンフォード大学、スタートアップをサポートするインキュベーターやアクセレレーター。資金援助をする個人投資家やベンチャーキャピタル、そしてそれらの資金を運営管理するテクノロジー系銀行などテクノロジーイノベーションを他方から支援するエコシステムが出来上がっています。「テクノロジーイノベーション」という同じ言語を話し、分かりあえるもの同士でシリコンバレー内で全てビジネスができてしまうのです。

そんな一見特殊なシリコンバレー村。アメリカどころか世界のテック業界を引っ張っているという自信からか、時にシリコンバレーの外と「温度差」があります。


シリコンバレーの特殊なビジネス環境







アメリカ不景気でもシリコンバレー内は好景気か?!


その温度差が生んだのがシリコンバレーで2022年から相次いだテック企業の大量「レイオフ」一体なんだったのかというと・・・。

2020年世界はもちろんアメリカ国内ではコロナで一時的にでも必要がなくなった職が続出、またコロナ混乱の中で経済の先行きが読めないと、多くの企業が採用を停止、もしくは人員削減を実施しました。

しかしそんなアメリカの他の地域の状況とは反対。シリコンバレー村では・・・

自宅隔離の影響から増えたビデオゲーム、ソーシャルメディやオンラインツールの需要からシリコンバレー企業は順調。先行き不安という雰囲気はなく、むしろ好景気。採用活動もどんどん行っていました。

シリコンバレー内はコロナもなんのその、好景気気分だったのです。

そんなこんなで大量採用をしたテック企業たちでしたが・・・


勢いよく採用したものの・・。


コロナがあけた2022年。世間はまだまだ景気不安で消費者や投資家もやや控え目な消費ぶり、それに対応しようと政府が金利上げをした影響もあり全体的に投資がやや低迷、比較的リスクが高いとみられるハイテク企業への投資からローリスク高リターンの投資へと資金が流動。

同時に消費者が一般のコロナ前の生活にもどるとコロナ期のオンライン需要はコロナ前に元通り。オンライン広告収入もコロナ前水準に。すると困るのが

勢いよく採用してしまってかさむ人件費。

だから解雇。大量レイオフに至ったのです。


シリコンバレー村の特殊な空気


イノベーションの為なら勢いよくガンガン投資、採用をする。シリコンバレーの外の世界の空気はなんのその、よくも悪くも独走するシリコンバレー。

だからテクノロジーイノベーションで色々な業界にディスラプト(従来の「通常」を覆す)をもたらし、世界一のイノベーターとなっているわけですが、時に外部から暴走チャイルドのように見られ、過剰な規制対象になることも。

でも、それだけの勢いでビジネスを進めないと世界一にはなれません。

シリコンバレーにアメリカ国内、海外から多くのスタートアップ企業が毎日次のユニコーンを目指して訪れます。

日本にも異色だっていわれても、特殊だって言われても独走して進んでいくようなテクノロジーイノベーションハブができると面白いですね!

今回はシリコンバレーの特殊なビジネス環境についてお届けしました。

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